岡山漁連日生の「小粒生かき」

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 岡山県備前市日生でお好み焼きを食べたとき、寒くなると名物の「かきおこ」があるんです。という話を聞いた。お好み焼きに剥きガキが入って、「カキ入りお好み焼き」の略が「かきおこ」。どんな味なんだろうとかねがね思っていたのだが、その日生産の剥きガキを八王子綜合卸売協同組合『やまぎし』で見つけた。
 水切りタイプで小粒とくるだけでいかにもうまそうな。これを2パック400円で購入する。

 一個は生で、もう一個は「かきおこ」を作ってみるつもりだった。それで当日は一パックをそのまま軽く洗い、生のまま海老名の海老さんにいただいた柚と粗塩で食卓にだす。出した途端に家人がやたらに食べて、気がついたらきれいに消えている。こっちはほんのイシガレイのムニエルを焼いている間のことで空になったガラス鉢を見てため息がでる。でもそんなにうまいものならボクだって食べたい。

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 仕方なく「かきおこ」用の一パックにたっぷりの柚を振りかけて、粗塩で食う。これは確かに夢中になる味わいである。小粒であるからだろうか、非常にカキの旨味が濃い。しかも、食感がすこぶるよろしい。しかも小さなパックの割に生身はたっぷり詰まって入っているのだ。

 日生では盛んに「カキの時期にもう一度来てみてくださいね(大阪弁の抑揚で)」と言われた。このワケが判明したことになる。
 考えてみると、マガキの生産量のダントツ一位は広島、次いで宮城県、これに次ぐのが岡山県である。岡山はカキどころだったのだ。
 日生のカキを食らいながら「冬の岡山にも行かなくちゃだめだな」としみじみ思うのだった。

岡山漁連
http://www.jf-net.ne.jp/oygyoren/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、マガキへ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/pteriomorphia/kaki/magaki.html


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このページは、管理人が2007年11月10日 12:18に書いたブログ記事です。

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