イシガレイは刺身にして最上級の魚である。ただし活け、もしくは活け締めにしたものは。野締め(漁獲時に死んだもの)はどうにも食感が悪く皮目の臭みが移り、あんまり上等とは言いかねる。
でも野締めのよいところは値段が非常に安いと言うこと。キロ当たり1000円以下というのは魅力的だろう。
肉厚の500グラム以上のを見つけて、その上、鮮度がよかったら間違いなく買い求める。
持ち帰ったら、すぐに体表の石(実はウロコ)を包丁ですき取り、5枚に下ろす。この時期真子を持っているので煮つけてもいいのだけど、家族の要望でムニエルを作る。
このイシガレイのムニエルはなんど作っても絶品である。白身で繊維質の身は適度に硬く、噛みしめると旨味を感じさせて適度の早さでほぐれる。そこにバターの風味が来ると言うことなしの幸福な気持ちになれる。
産卵期を迎えてイシガレイの入荷も多くなってくるに違いない。これを楽しまぬ手はないと主夫は思う。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、イシガレイへ
http://www.zukan-bouz.com/karei/karei/isigarei.html
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ウマヅラハギの酒塩干し
数年前から鹿島地区で釣りものとして定着していますね。活け締めにして石までも船宿で取ってくれますよ。
小さい物(目測700g以下)は放流しても30枚ぐらいは釣れますかね。やはり活け、活け締めのが美味しいので、その日に食べるもの意外はブクを持って行き、生かして持って帰ります。
小さい物もすべて締めて50〜60枚も持って帰る人はどうしてるんでしょうかね。
釣り人の僕が自然保護を語るなどおこがましい事はしませんが、せめて無駄にせず美味しく食べて欲しいですよね。