今年は慌ただしく、季節を忘れてしまいそうだ。それでも我が家のベランダにも桜の花びらが舞い込んできて、まことに「春の盛りになりにけり」なのだ。
そんな物憂い休日に、春らしい料理をとりあげたいと、画像データを整理していたら、「小女子のかき揚げ」があった。
「小女子」とは標準和名イカナゴの関東、中部での呼び名。市場の惣菜部でみつけた三河湾産の「釜揚げ」を使い、野菜は海老名の海老さんにいただいたアシタバを使った。
アシタバは新芽が柔らかく、一口噛んでみると苦みはほどほどに香りが高い。これを刻んで、釜揚げ小女子と混ぜ合わせる。後は高温で短時間揚げるだけだ。
イカナゴの釜揚げは揚げると香ばしく、しかも旨味が強い。そこにアシタバの香りが相まって、素晴らしいかき揚げが出来上がる。
気温が高くなったせいか、ビールがうまいのだけど、かき揚げは「やたらにビールを盗む」のだ。
●器/岡山県倉敷市 武内立爾さん。「素晴らしい器をありがとう!」。
●冬眠から目覚めた、海老名の海老さんにも感謝します。「おいしいアシタバをありがとう」。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、イカナゴへ
http://www.zukan-bouz.com/suzuki/wanigisuamoku/ikanago.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
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