岡山県倉敷市児島高州「からこと丸」の潮干狩りでとれたナミガイうまいね!

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 岡山県倉敷市高州の潮干狩りは、国内でもっとも多彩な生き物と出合える潮干狩り場である。
 普通、潮干狩りというと目的は間違いなくアサリだろう。ところが高州ではアサリは脇役でしかない。
 単純にとれるものを上げていくと、アカニシ、ツメタガイ、タイラギ、ハボウキガイ、ミルクイ、ナミガイ(白みる)、アケガイ、アサリにアカマテガイ。その他、面白い生き物がワンサカサッサといるのだ。

 なかでもとるのがもっとも難しいのがナミガイなのである。潮干狩りといったら持っていくのは、くま手という長さが30センチほどの道具だが、ナミガイをとるには大きなスコップを必要とする。
 まずはナミガイの穴を見つけて、ざっくざっくと掘り進み。なんとスコップで1メートルも掘らなければ、貝までたどり着けないのだ。
 高州でナミガイをとれるようになったら、間違いなく「高州を極めた名人」とも言えそう。
 今回のはそんな高州名人、ダイスケさんにいただいたもの。いろんな貝をいただいたのだが、まずはナミガイから。

 ナミガイは市場では「白みる」と呼ばれる。食品表示が厳しくなる前は、安い寿司屋では、そのものずばり「みるがい」とされたこともある。ミルクイの代用になるくらいだから味は抜群にいい。
 今回は、せっかく頂いたのだから、水管を刺身、その他ワタなどをバター焼きにする。
 いっぱんにナミガイで食べるのは水管のみ。料理屋さんなどではワタは簡単に捨てられる。
 このワタなどのバター焼きのうまさを教えてくれたのが、同じく高州名人である陶芸家の武内立爾さんとダイスケさんである。

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 刺身の作り方は、そのまま生よりも、水管を切り開いて、湯通しして、冷水に取り、適宜に切る。
 バター焼きはフライパンにバターとニンニクを入れて火をつけ、熱くなったら、ワタやヒモなどを短時間で焼き上げるもの。

 刺身は旨味甘味に、水管の弾力が楽しめて、当たり前だけどうまい。
 それ以上にうまかったのがバター焼きである。
 ナミガイは熱を通すと甘味がまして、柔らかくなる。そこにワタの持つ濃厚な旨味がきて、ちょっと感動的な味になった。これは高洲の名人達に教わった味というしかない。

 ナミガイを食べながら遠く高州の青空を思い出す。また行きたいねー。
 ダイスケさん、ありがとう!

からこと丸のことは
http://www.tamano.or.jp/usr/karakoto/index1.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ナミガイへ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/oonogai/namigai.html


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コメント(2)

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先日はわざわざお電話を頂きまして、どうもありがとうございました。ナミガイ掘りは武内さんに乞うた教えが全てで、それ無くして僕1人では掘れませんでした。明日引っ越しです。完全に移動するには来月までかかりそうです。

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ダイスケさん、落ち着いたら連絡してください。
ヒモマキバイさんと歓迎会をやります。

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このページは、管理人が2008年5月18日 17:29に書いたブログ記事です。

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