オオトリガイを食べたことがありますか?

0

ootorigai0805123.jpg
●クリックすると拡大

 長い間、謎の貝であったのがオオトリガイである。
 その昔、愛知県一色に行った折り、底引きのトロ箱に見つけて、「こんなところにオオミゾガイいたっけな?」なんてトンチンカンな見間違いをしたことがある。
 見た目が貝殻だけならオオミゾガイそっくりなのだ。そこから水管が伸びてくると、まったく違う貝であることは見まごうことはない。
 でもこのオオトリガイが食用にされているのか? またどんなところでとれるかなど、五里霧中の状況にあった。
 そんなとき、高洲でとれたオオトリガイをダイスケさんが送ってきてくれた。
 ダイスケさんは世にいうところの高洲名人のひとりだ。
(注/岡山県倉敷市児島高洲はもっとも多種類の貝、その他の生物がとれる潮干狩り場である。だたし、高洲を本当に楽しむには熟練が必要となり、そこには数少ないながら名人がいる)
 高洲では昔から食べられていたと言うことで、ここにオオトリガイの謎が解明されたのだ。そして実際に食べてみる。

 開いてみると水管が長く、また足の部分も大きい。
 これは水管・足を刺身にして、あとはバター焼きにしてみる。
 刺身といっても水管と足を半割にして湯引きしたもの。これが甘味があってとてもうまい。
 難点は赤い斑点が不気味に思えるところ。
 そしてバター焼きは申し分がない。

 ここに我が謎の貝がひとつ減ったことになる。非常に目出度い。とともにダイスケさんに感謝。

からこと丸のことは
http://www.tamano.or.jp/usr/karakoto/index1.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ナミガイへ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/bakagai/ootorigai.html


このエントリーをはてなブックマークに追加

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.zukan-bouz.com/mt-app/mt/mt-tb.cgi/1591

月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、管理人が2008年5月24日 12:01に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ヒラメのムニエルなんて曲(きょく)がない?」です。

次のブログ記事は「ミノエビのグラタンは家族用」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。