我が家にお年をめしたお客様がおいでになる。
市場でいろいろ考えた末に、焼き物はホウボウに決めた。
身内なので、そんなにかしこまることもなく、適度に家庭的に。
産地不明のホウボウは産卵期の痛手から抜け出して、身がふっくらとしてきている。
脂もありそうなのだ。
これを4、5本も選んで買い求めてくる。
旬を外しているために思ったよりも安い。
まずはホウボウの頭を落として背開き。
やや強めの塩をしておき、水で洗い流して酒に漬け込む。
これを冷蔵庫で半日乾燥させる。
後は焼くだけだから簡単至極。
でもこんな単純な料理に、お客はいたって感激してくれたようだ。
焼き残った2枚ほどをお土産にお持ち帰り願った。
面白いことに酒を使うと、焼き色がきれいに着く割りに硬くならない。
そこに適度な酒の風味が残る。
産卵後の荒食いで思った以上に脂があるのか、甘味が強い。
夏のホウボウ、なかなか捨て難し。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ホウボウへ
http://www.zukan-bouz.com/kasago/houbou/houbou.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
宮城県の漁港巡りの旅06 6月12日 石巻魚市場 後の記事 »
狭腰のフライはうまいね