2008年8月 3日アーカイブ

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 石巻への旅で天佑丸冷凍冷蔵株式会社社長の尾形清雄さんに何気なくいただいた漬け魚が非常に美味であった。
 頂いたものにコメントをするのはいけないことなのだけど、もっともおいしいと思ったギンダラの仙台味噌漬けにだけは触れておきたい。
 天佑丸冷凍冷蔵株式会社の製品のこだわりは石巻周辺の産物を材料に取り入れることのようだ。
 今回の仙台みそも地元の会社のもの。

 原料のギンダラのよさもさることながら、この仙台味噌の漬けダレが素晴らしい。
 甘からず、塩辛すぎず。
 焼くと芳醇な香りがする。
 脂ののったギンダラに、香り高い仙台味噌の味わいが加わって最上級の焼き物となった。
 食べていて贅沢に感じる加工食品といえるだろう。

 他には粕漬け、塩ダレなど、漬け魚の商品ラインナップも豊富であるが、すべてうまかったということを明記したい。

天佑丸冷凍冷蔵株式会社
宮城県石巻市魚町(さかなまち)1の10の8 電話0225-22-3847


ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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 6月から毎日のようにマアジを食らっている。
 そんな最中にまたマアジを買い求め、刺身にして、また「なめろう」にする。
 今回のものは長崎産、マアジのメッカとも言えそうな「松浦もの」である。
 水氷に仕立てた荷は完璧で、鮮度も脂の乗りも申し分がない。

 千葉県で「なめろう」というのは魚を細かくたたき。
 みそを加えてネギやミョウガや青じそなどの香辛野菜を加えたもの。
 このみそと香辛野菜を使った料理は日本各地にあり、多くは単に「みそたたき」という。

 この料理のコツは出来る限りよく切れる包丁で切るように魚の身をたたくこと。
 たたく細かさは好みでいい。
 入れる野菜も香辛野菜ならなんでもいい。
 千葉県ではネギだけ、玉ねぎだけというのも普通だし、また「なめろう」に生酢を回しかけて食べるというのもある。
 今回はニンニク、白ネギ、ミョウガ。
 青味が足りないと思ったが、ないからといって「買いに走る」ほどのこともない。
 そんな普段の料理なのである。

 さて、ようよう外ではセミが鳴き始めている。
 ニイニイゼミにアブラゼミも加わってまことに朝から喧しい。

 慌ただしい朝だから、「なめろう」を炊きたてのご飯にのせてかき込む。
「なめろう」はご飯のおかずとしても素晴らしいなー。

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 子供の頃だからもう40年くらい前のこと。
 四国剣山を源流とする貞光川(現徳島県美馬郡つるぎ町)の護岸には勧農(かんのう)という石と木とを組み合わせたものが使われてた。
 この勧農の中は魚の宝庫であり、ウナギ、「どぶろく(ヌマチチブ)」、えび(スジエビかな?)、いだ(ウグイ)、フナ(ギンブナ)などが隠れ住んでいた。
 川で泳ぎながら、この中に置きバリを仕掛けておくと大きな「黒ぎぎ(ギギ)」がいっぱいかかったものだ。
 これを魚籠などに放り込んでおくのだけど、真っ先に死んでしまうのがギギであった。
 このギギをはじめたくさんの生き物が、コンクリートによる護岸のために全滅に近い打撃を被っている。

 この懐かしいギギに広島県三次市で久しぶりに出合えた。
 しかも干物である。
 貞光町では主に煮つけで食べていた。
 それが中国地方の山間部ではからからに干されて乾物となっている。
 これが4匹入りパックで900円。

 三次市には「わに」を見に来たのだ。
 昔から、この備北地方にはサメを食べる習慣があり、現在でも根強く残っている。
 でも考えてみると三次市は可愛川、馬洗川、西城川、神野瀬川を集め、江の川という西日本でも屈指の大河になる場所だ。
 実はあわただしく三次市に立ち寄る計画を立てたときに、この町の川魚の文化のことを完全に忘れていた。
 名著『江の川物語』の舞台となっているのが三次市周辺なのだ。

 どう食べるのかわからないまま好奇心から買い求めてみる。
 中に食べ方の紙が入っていて、「弱火であぶって甘辛いタレをつけて食べる」とある。
 甘辛いタレというのは山間部のことだから砂糖醤油のことだろう。
 我が家では味醂醤油の煮きりをからめてみた。

 カラカラに乾いた乾物だから、弱火であぶると香ばしい香りが立ち上がる。
 その内、やや身が柔らかくなり、パリパリと割れるようになる。
 ここに煮きりをからめて食卓に出す。
 まだ熱いうちに手で割りながら食べる。
 なんとも香ばしい。
 香ばしい中に魚の旨味があり、干してあるために独特の渋みが加わる。
 これは素晴らしい酒の肴だ。

 夏の夕べ。
 家族は近所の祭に出かけて、ひとりっきり。
 酒は会津の『奈良萬』。
 会津の酒ということで期待しないで買い求めたら適度に辛口で、さらりといい酒である。

鮎共販 広島県三次市十日市中3-16-18
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ギギへ
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