八王子魚市場、ムッシュの持ってくる「ばちがいい」。
毎日、冷蔵ケースの切り口を見てため息が出る。
さすがにそちらは手が届かないけど、ときに見事な切り落としが手に入る。
それがまことに素晴らしいとしかいいようがない。
しかも安い。
「筋の多いとこだから千円でいいや」
よろこんで買ってきたら、量がすごいのだ。
ブツで楽しみ。
その濃厚な旨味と、脂がたっぷりであるのに興奮し、酒がすすみ、そして結局食べきれなかった。
余った分は細かくたたいて下ろしニンニクと生醤油に和えておき、翌朝ご飯のおかずにする。
白ネギ、白ごまを薬味にして、刻んだ青唐辛子を天におく。
子供用には青唐辛子をのせないものも作る。
この「ばちのニンニクたたき」は銘々小皿に取り、もう一度、生醤油で味加減をしながら食べる。
見た目は地味だけど、食べると、まことに旨すぎる、ご飯の進みすぎるおかずとなるのだ。
いつも朝から二杯飯、三杯飯になる。
今や、米食わぬ、魚食わぬと騒ぐ世となっている。
国もマスコミもやれ「食育」だ、食料の自給率が低いと大騒ぎだけど、こんな地味で、しかも“うますぎるおかず”があれば、そんなもの一挙に解決できそうな気がするねー。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、メバチマグロへ
http://www.zukan-bouz.com/saba/maguro/mebatimaguro.html
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小判鮫の小鍋仕立て