焼きイカのきゅうりもみ

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 春から夏にかけて入荷してくるのが、関東での「麦いか」、市場では「ばらいか」と呼ばれる小振りのスルメイカだ。
 これは基本的に箱売り、またバラで買っても単価を考えるとあるていどまとめ買いすることになる。
 いろんな料理に使うのだけど、あまったらゲソと胴を分けて冷凍する。

 今回は、夏から秋に作る定番料理であるきゅうりもみに使う。
 冷凍麦いかは解凍しておく、そこに振り塩。
 きゅうりは薄く切り、強い塩をしておく。
 このまま四半時も待つ。
 水洗いしながらもみ、塩を抜く。
 もみながら何度も味見して、丁度よい塩梅となったら水分を切る。
 よくよく水気を絞り出す。
 今回はキュウリにニンジンの繊(せん)を混ぜ込んだ。
 甘酢を作る。
 これは酢と砂糖を合わせるだけ、決して三倍酢を作ってはいけない。
 麦いかを強火で焼く。
 熱をさませて、細く切る。
 これをきゅうりと合わせて、和えて、甘酢をかけまわす。

 そう言えば、きゅうりもみにも季節感がなくなっている。
 だいたい食卓に「きゅうりもみ」がないと寂しいものだから、地生えだろうが、温室だろうが、F1だってなんでもいいのだ、とにかく、きゅうりは欠かさず、冷蔵庫に入っている。

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アラスジサラガイはきゅうりもみには適さない。味が淡泊すぎる。

 だから白貝(アラスジサラガイ)と合わせて失敗したりする。
 きゅうりと「何」を合わせるか、これを試行錯誤するのも楽しい。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、スルメイカへ
http://www.zukan-bouz.com/nanntai/tutuika/surumeika.html
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コメント(2)

我が家、というより私も胡瓜がないと寂しくてたまりません。
夏は『うざく』『生利と胡瓜の三杯酢』などが定番ですね。
ぷりぷりのイクラに胡瓜おろしを合わせたのも旨いですよ。
ちなみにぼうずこんにゃくさんは甘酢・三杯酢を作る時、水を加えませんか?

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Cavemanさん、我が家ではだしを加えます。
だしを加える三杯酢と、加えないものがあります。
だしを加えた物を加減酢と書いたりします。

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このページは、管理人が2008年9月23日 11:17に書いたブログ記事です。

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