昨年から熱中している料理のひとつがエビの甘辛煮というやつ。
あまりに簡単すぎて困る困るという、“料理する”というのが恥ずかしいほどの一品なので、これを急遽、酒のアテの「おしのぎ」としておこう。
「おしのぎ」とは、お食事をお出しするとき、懐石膳などで軽く空腹を抑えるための料理のこと。
とりあえず、コップ酒をそそいでしまった、でもなにもアテがないというときにざざっと作るもの。
普段は冷凍エビなんかで作るのだが、シバエビが出盛りとなっているので、市場で髭をからめて買い求めてきて、結局明日朝にでも天ぷらにしてしまおうというのを、煮ることにする。
まずは軽く水洗い。
よく水分を切っておく。
酒、砂糖、しょうゆ、少量の水を沸騰させて、少し煮詰めたところに放り込み。
ていねいにやるなら髭くらい取りたいが、コップ酒を持っての料理故、そんなことはどうでもいいのだ。
終始強火で、エビを返しながら短時間で煮上げる。
これを手を使って野性的に食らう。
殻から身をせせりだし、せせりだしする。
途端に甘味のある香ばしいエビの味が口いっぱいに広がる。
そして冷や酒をあおる。
またエビを食らう。
ちょっと窓を開けて涼風を入れ、また酒をあおる。
深夜ながら、酒がすすみ、困ったなーと思う。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、シバエビへ
http://www.zukan-bouz.com/ebi/yosiebizoku/sibaebi.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
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