八王子総合卸売センター『さくら』、カキフライときどきやっております八王子総合卸売センター『さくら』、カキフライときどきやっております

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 八王子総合卸売センター『さくら』で話し込んでいると、カキフライが出てきた。
 ボクはけっしてお客じゃない。
 敢えて言えば、店にとっては迷惑極まりない怪しい存在だ。
 この日も、場所を借りて仲間と話し込んでいただけなので、つくづくすまないね、と思いながらカキフライを口に放り込む。
 今年は慌ただしくて、これが何度目のカキフライなんだろう。
 ひょっとしたら初物ではないだろうか?

 まるで洋食屋のように盛りつけられたカキフライ。
 脇にあるのは自家製のソースではないか。
 揚げたての香りに、誘われるように箸がでる。
 かりっと揚がったパン粉が香ばしい。
 そしてなかから、濃厚な旨味の塊とかしたマガキの剥き身。
 カキフライはフライとスープを同時に食べているかのごとき料理なのだ。
 その味わいは複雑で芳醇である。
 けだし、まささんの揚げ方の絶妙であることよ。

「まささん、カキフライって品書きにあったかな」
「ないよ、ウチは中華だから」
「じゃあこれは賄い(夫婦の食事用)なの」
「頼まれればお客にも出すけどね」

 中華料理屋のオヤジがつくったカキフライが、そのへんの洋食屋で食べるものよりも断然うまいなんて、困ったものだ。
 とは思いながらも、お代わりが欲しくなるほどうまい。
「まささん、お代わり」
「いやだよ、オレら夫婦の分がなくなるでしょ」

 さてさて、今年の師走も猛スピードで日付が替わっていく。
 すでに旬日が過ぎてしまっているのだ。
 気がついたら2009年になっていたなんて、そんなこともありえそうだ。
 雑木林の階段を登ると、カサカサと落ち葉の音がする。
 よく見ると灌木で裸木となってしまったものがある。
 毎年この早く葉を落としてしまう木の名前が知りたいと思う。
 思いながら、調べ忘れて、また次の年もそんなことを考える。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、マガキへ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/pteriomorphia/kaki/magaki.html
八王子の市場に関しては
http://www.zukan-bouz.com/zkan/sagasu/toukyou/hatiouji/hatiouji.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
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このページは、管理人が2008年12月 9日 12:40に書いたブログ記事です。

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