今年も沼津の山丁菊貞・菊地利雄さんから西伊豆安良里の「潮かつお」が届いた。
もちろん昔ながらのやり方で大振りのカツオで作った本格的なもの。
つくりますのは魚武水産である。
毎年いただくので、この「潮かつお」がないと新年がものたりなく感じる。
最初の年には部屋に飾って新年を迎えた。
翌年は菊地さんにおたずねして「暮れに切り分ける」ことにする。
やはり団地というのはこのようなものを飾るには無理があり、それよりも早く食べたいというのが先に立つ。
それで数え日前なのであるが、切り分けて、一部を築地土曜会の方達にお裾分け。
さっそく久しぶりの「潮かつお湯漬け」を食べる。
残りご飯にのせて熱湯をそそぐだけの至って簡単な、料理以前の一膳がすこぶるつきにうまい。
面白いもので塩辛い「潮かつお」からたっぷりとだしが出る。
そのうまみでご飯を書き込むのだけど、ひとりこっそりサラサラやっていたら、我が家の姫が真似をしてサラサラ。
この湯漬けは家族の大好物でもある。
さて、一年というのはまことに短い。
あっという間に過ぎ去ってしまう。
湯漬けをかき込みながら、ふともの悲しくなってくるのはなぜだろう。
潮かつお かきこむ暮れや もの悲し
ぼうずコンニャク
静岡県沼津市菊地利雄さんに感謝。
魚武水産 静岡県賀茂郡賀茂村安良里655-1
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、カツオへ
http://www.zukan-bouz.com/saba/saba/katuo.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
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