居酒屋のオヤジがニシンをいれた袋をもってうろうろしている。
「どうしたの」
「返したいんだよ」
いいニシンがあったので4、5本選んで袋に入れた。
ところが大羽イワシ(マイワシ)をすでに買っていたのを思い出して、いざ返そうと思ったら、荷(発泡の箱)がなくなっていたらしい。
「いいよウチがもらってあげるよ」
引き受けたら、本当に見事なニシンだ。
仲卸の社長に「どこの?」と聞くと、
「北海道らしいよ」
北海道らしいよ、では産地不明となんらかわらない。
とにかく、仲卸で三枚におろす。
振り塩までやり、袋に入れて持ち帰る。
帰宅まであれこれやって一時間ほどだろう。
水洗いして、水分を拭き取り、ワインビネガー、白ワイン少々、砂糖少々、タイム、コショウに漬け込む。
さて、数日、一枚二枚と酒の肴にして、残ったのを一人っきりの昼ご飯に食べる。
我が家にあったロールパン、レタス、ベランダの保温プランターからラディッシュ、そしてニシンのマリネー、トマトケチャップにタバスコ、レモン。
タバスコとトマトケチャップを合わせてレモンを数滴。
ロールパンに材料を挟んで、ピリカラのソースを小さじ一杯ほどたらす。
ニシンのマリネーの甘すっぱい、また塩気のある味わいに野菜。
ニシンは微かに生臭いのだけど、パンの奥の方に垂らして置いたピリカラで甘み(トマトケチャップの)のあるソースが抑えてくれている。
全体にさっぱりした味わいで、ついつい食べ過ぎてしまうのが難点のお父さんのお昼ご飯なのだ。
最近、お昼はパンとなってきているのは、不思議な現象である。
朝昼晩とご飯ご飯ご飯がよかったのになー。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ニシンへ
http://www.zukan-bouz.com/nisin/nisin.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
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これも「ノドグロ」だ。ハマショウの干物 後の記事 »
カンテンゲンゲとシロゲンゲ発見!