宮崎県延岡市にフグの加工で全国的に有名なミツイ水産がある。
主にトラフグ、当然他のフグ類に、宮崎にあがるキハダマグロなども取り扱っている。
もっとも力を入れているのが日向灘にあがるトラフグのみがき(毒を除去してある)。
これを頂き、2008年の暮れはまことに豪勢極まりないものとなる。
このトラフグ三昧のことは「寿司図鑑」、「お魚三昧日記」で公開予定だ。
さて、ミツイ水産が取り組んでいるのが「みがき」ならびに「トラフグの薄造り」の海外輸出。
宮崎と言えば東国原知事という状況にある。
とにかく宮崎空港だけでなく、県内どこでも知事の顔だらけである。
その東国原知事も巻き込んで、延岡で加工したフグを海外に輸出したいと思案中なのだ。
国内でトラフグを食べるのは主に冬だ。
トラフグは産卵後は味が落ちるものの、夏場でもいいものが上がるのだという。
これを季節が反対の南半球に売り込むのは面白い考えである。
またトラフグの薄造りは、かなりのベテランでなければ作れない。
それをミツイ水産では予め加工して造りにし、急速冷凍で商品化している。
また「みがき」の素晴らしさからしてチルドによる輸出も可能だろう。
宮崎県で加工されたものが南半球で食べられるというのも、面白いではないか。
●輸出・またはトラフグなどの取り扱いに興味のある業者のかたはご連絡をしてみて頂きたい。
ミツイ水産
http://mitsui-suisan.co.jp/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
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久しぶりに沼津のアカイシガニ