朝方猫の太郎に起こされる。
猫にドアは開けられない。
だけど開けてくれるまで、ドアをいつまでも「カシャカシャ」と猫の手でかきむしる。
うるさいので起きあがると午前3時半なのだ。
結露した窓をぞうきんで拭く、よく見えないので窓を開けると雨が降っているようだ。
そのまま眠れなくなり、『牡蠣礼賛』(畠山重篤 文春新書)を読む。
この新書は素晴らしい。
午前6時半、朝食を作り始める。
昆布カツオ節だしをとる。
ホウセキキントキの干物を焼く。
卵焼きを焼いて、冷凍してあった、ちりめんを出す。
だしは素麺用、大急ぎ温かい素麺を作る。
本日太郎、五郎、食欲なし、姫は食べ過ぎ。
猫の松太郎、梅太郎はホウセキキントキの干物を分けてやると「ニャン」と鳴いて喜ぶ。
結局ボクは朝ご飯ほぼ抜き。
8時過ぎに、市場へ。
本日は慌ただしいので八王子魚市場を飛ばして、八王子総合卸売センター。
『市場寿司 たか』のたかさん、やっと風邪が癒えたようだ。
高野水産にも、マル幸水産にもあまりめぼしいものはない。
『やまぎし』でまたしてもメバルを買う。
胸鰭の軟条数は16だからクロメバルということになる。
昨日のは胸鰭が15なのだからクロメバルは難しい。
お隣のコリアフーズでばかな世間話。
キムチは買わなかった。
またさる仲卸で殻カキ5つ。
八王子総合卸売センター『さくら』で「腹が減って動けない」というとまささんが“イカのあんかけ飯”を作ってくれた。
まことに美味、うまかったので元気が俄然湧いてくる。
『カワベ』で豚ロース、ハム。
隣の『ジャックス 冷凍部』で冷凍グラタン。
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コマちゃん、今日のおすすめは。「すき焼き用がいいよ」
帰宅途中に旗野農園で霜に当たって短くなった大根たくさん、水菜、壬生菜、拳ほどの大きさのキャベツ、イチゴを買う。
加温ハウスではイチゴが収穫期、トマトが伸びてきているのが見える。
浅川土手から多摩丘陵を見ると霧のような雨がしわしわと降る。
このとき島根からケータイ。
寒い中、20分も話し込む。
帰宅後、クロメバルを撮影。
図鑑の改訂を始めようとしたら、ケータイがなる、ほどなくまたケータイがなり、またケータイがなる。
結局改訂できず。
正午過ぎ、殻ガキ(マガキ)5つと、「潮カツオ」のお茶漬けでお昼ご飯。
どうしてお昼にマガキかというと、疲れているからだし、『牡蠣礼賛』を読んでいて突然食べたくなったからだった。
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疲れがたまるとマガキが食べたくなる。これは科学的にも正しいのだ
このカキがひどい代物だった。
1時前に都心に出る。
よしなしごとを終え、午後9時過ぎの立川駅。
家庭の事情ですぐに帰りたくないので南口の『太鼓』へ。
ここでバカなオヤジを相手に酒を飲む。
こっちもバカだからむしろ居心地がいい。
ボクの場合、この店では勝手に注文できない。
オヤジが勝手に酒を選び、肴を出す。
砂肝の串、カツオの塩辛とチーズ、ブリ大根、焼きジャガイモ。
オヤジ、うまいぞー!
午後10時過ぎの立川駅は混んでいた。
かなり出来上がっているサラリーマン組が、「麻生は金で代議士になったんだろ、中川は二代目ってだけじゃん。こんなのが政治やってるんだから不況にもなるわな」、「まあそれを言うな。バカな政治家を選んだのは国民、俺たちなんだから」なんて会話が聞こえる。
脇で仲間が大変なことになっている。
しゃべっていないで介抱してやれよ、と言いたくなる。
2009年2月26日
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
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ツノナガチヒロエビ発見!
鉄は素晴らしいもの。
お昼のマガキは鉄の少ない湾で、
育ったのでしょうか?
身の痩せた牡蠣を食べると、(とくに飲食店で)心の底からガックリきますね。