2009年3月21日からの非食記

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 20日は絶好調だった。改訂も進み、画像の整理も進み、頼まれた仕事もこなせた。
 さて、土曜日は4時前に起きる。マダイの改訂を改めてすすめる。どうにもうまくいかない。
 7時過ぎに姫が起きてきて、市場へ。
 『さくら』でみそタンメン、姫は中華そば。
 月末でもないのに市場には荷がほとんどない。どうしたんだ?
 『高野水産』で撮影用にサラガイ、サンプルでオニアサリ。
 八王子市大和田の農協「ふれあい市場」で新鮮な野菜、卵を買う。

 帰宅後、とにかくマダイの改訂。やはりうまくいかない。
 画像の整理、撮影、依頼された仕事。
 いつの間にか午後2時を回っていて、明日は午前1時過ぎから沼津なのでゆっくり本でも読むか、と思っていたら突然部屋の灯りが消える。
 近所のスーパーまで蛍光灯を買いに。蛍光灯を替えるのが、これほど面倒だとは思わなかった。
 脚立が必要だななんて思って、やっと終わったら、結局灯りはつかない。
 器具自体の故障らしい。この時点で少々疲れてきた。新しい照明器具を買って取り付けたら、もう5時前なのだ。

 夕食はタイショウエビ(冷凍)のフライ、サラガイの酒蒸し、島根県浜田市『ハマショク』の小のどくろ(アカムツ)の干物、水菜とレタス、トマトのサラダ。
 食後、画像の保存、依頼された仕事、マダイの改訂の続き。
 11時半にダウン。

 翌22日は1時に目覚める。久しぶりの沼津で用意に手間取り、1時45分に出発。途中橋本(相模原市)の先で暴走族(?)に出くわす。路上を騒音たてながらくるぐる回り、その周辺のパトカーがうろうろ。警察の無気力さが目につくイヤな光景だ。このような「甘えで路上迷惑に走る行為」に対して、ヨッパライ運転以上の刑を課すべきだと思うね。

 沼津には3時半前に到着。まささんはすでに来ていた。
 イーノに入って、まず山丁・菊貞菊地利雄さんに札をいただき、まささんともども場内を見て回る。
 まず目に飛び込んで来たのがロウソクチビキ。ボクがどうしても欲しいもの。決して珍しいものではなく、ただ単によい画像がないだけ。
 志下の底引きには「赤エビ(ツノナガチヒロエビ)」、「しまえび(ヒカリチヒロエビ)」が多く、あとは「かさご(ユメカサゴ)」。「あぶらごそ(ヒウチダイ)」も少ないながら目に付く。なぜか「ごそ(ハシキンメ)」がない。
 ギス、「ひげだら(ヨロイイタチウオ)」、「あんこう(キアンコウ)」、アンコウ、ミギガレイ、ムシガレイ、ニギス、「目光(アオメエソ)」。
 アオメエソの口のなかからキチジ属の魚、これは後にヒメキチジであることがわかる。
 生け簀では大きなババガレイ、タカアシガニ、フサカサゴ、イズカサゴ、イシダイ、コショウダイ、カワハギ。
 フサカサゴの中に見たことのない魚がいて、ほとんど揚がりかけている。これを山丁さんにお願いして落としてもらったら、思った以上に珍しいドクウロコイボダイであった。

 午前、4時過ぎに会の仲間が集まってきた。いろいろ説明するが、どうにも競り場の歩き方ではない。後の山丁さんより苦言を呈せられたが、ようするに「魚にばかり目がいきすぎている」せいだ。
 佐政水産の青木修一さんにいろいろ注文して、7時前に「たか嶋」で朝ずし。このとき大方が沼津では珍しい深海魚や地魚を堪能できると思っていたようだ。残念ながら沼津に地魚にこだわる店を知らない。これが沼津の最大の欠点だろう。もしも地魚を食べようと思っても、せいぜい「でんでん(オオメハタ)」、ニギスの天ぷら、目光の刺身くらい。
 いやいやオオコシオリエビのみそ汁食べたことがありますよ、なんてこともあるが、それはまさにめったにないことなのだ。沼津の課題は底曳網の魚の再評価だろうね。

 さて、『たか嶋』に入ってはじめて、会のメンバーが15人も揃っているのがわかる。佐政水産で買った魚を分けたりしていると、いつの間にか11時前。
 近所のねずみふぐさんをお乗せして、我が次郎君は一路、沼津市内の和菓子屋へ、ここでお土産を買い。1時半には帰宅する。

 6時過ぎまで持ち帰った生き物の整理、撮影。このときなんだか頭のあたりがずきずきしているような気がする。
 夕食は「甘えび(ジンケンエビ)」、アオリイカの刺身、「かさご(ユメカサゴ)」の皮霜造り、ゆでたアカザエビ、豚のショウガ焼き、素麺。

 食後、撮影、同定にかかり、午後11時過ぎにダウン。

 翌23日は午前4時過ぎに起きる。
 6時半まで撮影、画像整理。あきらかに身体に異変。
 朝ご飯(ボクは食べていない)をはさんで撮影。
 8時半に市場へ。『市場寿司 たか』でテナガダコ、ヤワラボウズイカ、ドクウロコイボダイ、チゴダラ、そしてカナガシラの握りを撮影する。
 ドクウロコイボダイは思ったよりも美味。

 9時半に帰宅。なんだかぼんやりするので熱を計ると、8度弱。風邪かもしれない。11時まで画像の整理、撮影。都心に出る。6時過ぎまでよしなしごと。
 銀座「おかりや」に向かって歩いていると、向こうから銀座に似合わないオヤジ二人がやってくる。武内立爾さん、まささんの二人。
 東京駅まで出て「中華食堂」で半時間ほど食事。このとき食べているものの味がなんだか変。ふたりと別れて、中央線のホームに上がると電車が中途半端なところで止まっている。それなのになんのアナウンスもない。ホームでの会話で人身事故がまさに目の前で起こったばかりなのを知る。このあたりJRはどこまでいってもダメな会社だ。丸の内中央口まで行っても、中央線運転中止のアナウンスも、表示もないものだからどんどん中央線ホームに向かう人。はやりJRはバカだな。改札口でスイカをクリアしてもらいたかったのに拒否される。「振り替え乗車券」というのをくれたが、これだと京王線で普通に帰るよりも余計にかかってしまうのだ。
 なんと10時を大きく回って豊田駅に着く。額から汗が落ちてくる。暑くもないのに汗が出てきて、腹まで痛くて痛くて。帰宅は11時。シャワーを浴びて眠ろうとするが眠れない。結局眠気がするまで同定、画像の整理、保存。

 そのまま24日になる。
 家族に米がないといわれて市場に買い出し、雑用あり。『さくら』で肉少な目、海老抜き、中華飯を食べる。全部ではないが食べられた、が味がしない。
 帰宅は10時。11時に都心に、変な汗、けだるさ、腹痛は続く。午後6時半までよしなしごと。帰途途中三鷹駅でおにぎり1個とサラダを買い、8時前に帰宅。シャワーを浴びて、おにぎりを食べてダウン。

 ぐっすり眠った後、気が付いたら25日の朝6時だった。腹痛は微かだが続き、体温37度ほど。明らかに回復に向かっている。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
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このページは、管理人が2009年3月25日 08:11に書いたブログ記事です。

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