ウスメバルの塩焼きで保守的な人間になる

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 魚を料理するに、「メバルは煮つけ」でしょう、とか「もしくは塩焼きも定番ですね」なんて言われると虫ずが走る。
 わけもわからず抵抗したくなってしまって、ムニエルだ、昆布締めだとか、新しいから刺身でいこう、なんてことになる。
 そう言えば、小振りのは唐揚げにしてもうまい。

 でも本当はメバル類は素直に煮つけたり、塩焼きにするのが、もっとも最上の料理法なのだと、実際に作るたびに思う。
 そして都心に出なくてもいい、夕食の時、やっぱり塩焼きでしょ、となる。
 水洗いしたウスメバルは水分をよく拭き取って、切れ目をいれて、振り塩。
 小一時間、できれば数時間寝かせる。
 魚焼き器の上にレンガを置き、金ぐしを刺したウスメバルをこんがりコンと焼き上げるのだ。
 塩焼きというもっとも単純な料理を作るたびに、理想通りに作り上げるのが、いかに困難であるかを痛感する。
 だから上手に焼き上がったときのうれしさは一入大きい。

 後は食べるだけだけど、なぜかメバルに大根おろしをつけないでいる。
 たんに柑橘系を一切れ、スダチ、かぼす、レモン。
 何度食べても、感動できるウスメバルの塩焼きをまさに食べんとす。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ウスメバルへ
http://www.zukan-bouz.com/kasago/mebaru02/usumebaru.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/


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このページは、管理人が2009年4月15日 06:26に書いたブログ記事です。

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