魚を料理するに、「メバルは煮つけ」でしょう、とか「もしくは塩焼きも定番ですね」なんて言われると虫ずが走る。
わけもわからず抵抗したくなってしまって、ムニエルだ、昆布締めだとか、新しいから刺身でいこう、なんてことになる。
そう言えば、小振りのは唐揚げにしてもうまい。
でも本当はメバル類は素直に煮つけたり、塩焼きにするのが、もっとも最上の料理法なのだと、実際に作るたびに思う。
そして都心に出なくてもいい、夕食の時、やっぱり塩焼きでしょ、となる。
水洗いしたウスメバルは水分をよく拭き取って、切れ目をいれて、振り塩。
小一時間、できれば数時間寝かせる。
魚焼き器の上にレンガを置き、金ぐしを刺したウスメバルをこんがりコンと焼き上げるのだ。
塩焼きというもっとも単純な料理を作るたびに、理想通りに作り上げるのが、いかに困難であるかを痛感する。
だから上手に焼き上がったときのうれしさは一入大きい。
後は食べるだけだけど、なぜかメバルに大根おろしをつけないでいる。
たんに柑橘系を一切れ、スダチ、かぼす、レモン。
何度食べても、感動できるウスメバルの塩焼きをまさに食べんとす。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ウスメバルへ
http://www.zukan-bouz.com/kasago/mebaru02/usumebaru.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
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島根県出雲市『岩永邦商店』あご野焼