三度目の正直というではないか? 有楽町「わした」でまたまた「グルクン」を買う。
やっぱりタカサゴではなくクマササハナムロだった。
よくグルメ雑誌などに沖縄旅行が掲載される。
そこに必ず出ているのが「グルクンの唐揚げ」。
これが明らかにクマササハナムロであることがしばしばある。
クマササハナムロは尾鰭の文様からすぐに区別がつく。
とすれば「グルクン」=タカサゴではない。
ここにニセタカサゴというタカサゴぞっくりさんを加えて、「グルクン」は三種類の魚の総称に違いないと確信する。
どうでもいいことなんだけど、テレビや雑誌で明らかにクマササハナムロを指さして「タカサゴ」です、と説明するタレントとかグルメライターには魚を見る目がないということだ。
さて、今回の沖縄県のアンテナショップ「わした」の「グルクン」がベトナム産クマササハナムロというのに別の疑問が沸き上がってくる。
なぜ県のアンテナショップなのに輸入魚を売っているのか?
ひょっとするとタカサゴ、ニセタカサゴがあまりとれなくなっているのではないか?
昔、沖縄出身の方と酒席で一緒になって、「グルクンの蒲鉾(確かこう言ったと思う)がうまいんですよ」と聞いたことがある。
すり身にするほどとれたはずの「グルクン」を輸入しなければならないのだ、これも驚きを感じるところ。
三種ともクマササハナムロ属、その特徴は身質が水っぽいこと。
ようするに単に塩焼きにしても、そんなにうまくない。
逆に唐揚げにすると、かりっと香ばしい。
やっぱり「グルクン」の唐揚げはうまいな、と思う一瞬である。
最後になってしまったが、こんど「わした」に寄れたら、沖縄の蒲鉾買ってみなければならない。
原材料はなんだろう?
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、クマササハナムロへ
http://www.zukan-bouz.com/suzuki4/takasago/kumazasahanamuro.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、タカサゴへ
http://www.zukan-bouz.com/suzuki4/takasago/takasago.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ニセタカサゴへ
http://www.zukan-bouz.com/suzuki4/takasago/nisetakasago.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/