子供が作るサクラマスの酢締め

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 サクラマスの入荷がまだまだ続いている。
 その優美な姿からか、なかなか値段が落ちない。
 連休前なので、これをマリネーしようと買って帰る。
 姫が自分で卸してみたいという稽古台でもある。

 実際に卸してみたら、思ったよりも見事。
 酢でしめようか、洋風にマリネーか?
 当人にきいたら、意外に和風がいいという。
 振り塩までやらせて、半日ほど待つ。
 これを少しだけ砂糖を加えた酢でしめる

 半日酢でしめて、酢を捨てる。
 切ってみると、中ほどは生の状態となっている。
 これがまことにうまい。

 最近思うことは雑誌、テレビなどで「若い人たちのために」といいながらフライや、フランス料理の技法を加えた、手の込みすぎた料理を見ることがある。
 我が家で実際に子供にたずねても、それほど洋に偏しているわけでもなく、子供子供で好みが分かれる。
 子供向けだから「洋」とか、フライだとか、いうのは無意味なんじゃないだろうか?
 ちなみに先日、同い年のオヤジと話していると、孫(なんと小学校高学年)は、彼のつまむ酒の肴が好きでこまっているという。
 特に孫が愛しているのが、東北地方の大手水産加工品メーカーのイカの塩辛というのも不思議だよな。
 塩焼き、煮つけ、なんでもこい、子供というのはあなどれぬものなのだ。

 ことほど左様に、大人の偏見ほどこわいものはない。
 まるで「子供の嗜好に合わせる」というのは現代版「ふるやのもり」のようだな。

 さて、サクラマスを酢でしめると、なんといったらいいのだろう。
 和洋折衷の味がする。
 面白いのは家族はつけ合わせの玉ねぎのスライスとレモンで食べている。
 太郎はやっぱりマヨネーズ。
 1キロほどのサクラマスの半身がきれいさっぱりなくなったのだ。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、サクラマスへ
http://www.zukan-bouz.com/sake/sakuramasu/sakuramasu.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
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このページは、管理人が2009年5月 7日 07:55に書いたブログ記事です。

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