“桜干し”、“末広干し”、“みりんぼし”などと呼ばれるものがあって、マイワシ、小型のマアジ、カタクチイワシなどで作られる。
大正時代に九州で作られ始めたもので、甘辛い味の干ものなのである。
各地で作られ、特に山口県、静岡県、茨城県などに多い。
ただ本格的に味醂を使ったものと、砂糖と醤油でまるで駄菓子のような甘い味に作り上げてものがあって、見た目も、味わいからも別種とすると、加工品の分類からして呼び方・名称を変えるべきだと思っている。
その駄菓子的な味わいの最たるものが九十九里の“みりんぼし”。
原材料はカタクチイワシ、砂糖、醤油、デンプン、アミノ酸。
関東では定番的なもので、ある意味、食料品店にはなくてはならない。
しかも今時の超大型スーパーにだって置いてある。
軽くあぶって食べるのだけど、熱い内に手でほぐして盛り合わせる。
砂糖と醤油だから、とにかく甘い。
そこにごまの香ばしい香りがして、適度な硬さで、噛みしめると確かにカタクチイワシの味がする。
アミノ酸も使っているし、あんまり上等とはいえない食べものだが、なぜかボクはコイツが好き。
ときどきビールのともとして、楽しんでいるのだけど、ボクの脇では子供が、やはり駄菓子気分で食べている。
自然食とかスローフードなんて喧しいが、このような懐かしいような、どこか卑俗な食いものがなくなると寂しいなと思うのである。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、カタクチイワシへ
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ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
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山口名産、刻みワカメってうまいんだな!