早朝から『三文役者の死』(新藤兼人 岩波現代文庫)を読んでいる。
これは精神的に追いつめられている証拠なのだ。
評伝は、自己から逃避できる。朝一番から逃避行動に走っているようでは、今日一日ろくなもんじゃない。
朝7時前、家族は活動を始めようとしない。
気になるけど、そんなものはどうでもよくなっている。
やっと本日姫が休みなのだとわかって、無理矢理市場に連れて行く。
市場は月曜日だというのに閑散としている。
疲れているのをおして、薬屋のお姉さんに、「今日はきれいだね」と言ってあげる。
「毎日言われると疲れるわ」
本当かな。
朝ご飯は姫は『さくら』のつけめん、ボクはニラがいっぱい入った野菜炒め定食。
まささんに、「オレかなり痩せたでしょう」というと、「逆に太ったんじゃない」と返される。
そんなことはない、5月下旬の帰郷する前は98キロ、今朝は92キロなのだから。
市場を一周するが、なんにもない。
夏枯れには早すぎるだろう。
『市場寿司 たか』でカツオのゆびき、マトウダイの握りを撮影する。
姫は撮影中、イクラを二かん。
最近、たかさんと古い握りの再現をしている。そのひとつがカツオをゆびく、またすしネタにしょうゆをからめて握るというもの。
これは生のカツオを醤油にさーっとつけて、握ったもの。これがいけるのだよ
正午まで、「すし本」と仕事。
正午過ぎに都心へ。
夕方帰途に着く。
三鷹駅中で袋入り珍味を買い求める。
島根から送られてきたカレイの珍味と、三鷹駅で買った珍味を食べ比べる。
どっちもあんまりうまくない。
むりやりビールで流し込む。
これが夕食。
やっぱりボクって不幸だな!
三文役者、殿山泰司のように生きられたらな。
八王子の市場に関しては
http://www.zukan-bouz.com/zkan/sagasu/toukyou/hatiouji/hatiouji.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
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