地味なんだけど珍しい魚というのがある。
珍しいにもいろいろあり、それこそ年に数尾くらいしか入荷してこないとか、手に取ったら過去数個体しか見つかっていない、というのもある。
アカガヤも関東の市場では珍しいのだけど、たぶん北海道などでは雑魚のたぐい。
「ときどきまとまってとれるので、そんなときだけ出荷してみよう」、産地では、このような存在なのだろう。
しかも困ったことに、地元の人にも、この雑魚がなんだかわからない。
標準和名(図鑑などに掲載される)はもとより、日常的な呼び名すら曖昧だったり。
出荷するときにも似たような魚の名前をつけてだす。
今回は根室からきたもので、箱には「柳の舞」とある。
標準和名のヤナギノマイとは似ていることは似ているが別物。
でも市場関係者で何人が「別物だ」と気づいただろう。
アカガヤは抱卵しており、体長20センチ弱と形が揃っている。
仲卸で1箱1500円(キロあたり300円)というのも安すぎる。
安すぎる原因は体が柔らかく、鮮度がイマイチなのもあるが、やっぱり正体がわからないからだろう。
ともかく久しぶりにアカガヤ発見!
買い求めてきて、丸揚げにして食べたら、子供達が大喜びだった。
2009年6月18日
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、アカガヤへ
http://www.zukan-bouz.com/kasago/mebaru/akagaya.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑(いちばぎょかいるいずかん)へ
http://www.zukan-bouz.com/
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