7月21日の日記風

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目覚めた時間がなんと6時過ぎ。
昨日は10時過ぎにダウン、目が覚めると文庫本を読み、目が覚めると『聞き書 日本の食事 北海道』を読むなどしていたら、眠ったような、眠っていないような。
疲れているわけでもないのになー。

朝ご飯はボクと太郎のみ。
養殖ギンザケの塩鮭(おかしな表現だ)、オクラ(ベニー)、トウモロコシ、納豆、ワカメのみそ汁、ご飯。

8時過ぎに市場に向かう。
曇り空、フロントグラスに水滴が時々落ちてくる。
16号バイパスが渋滞中、これは夏休みのせいだろうか?

市場に魚なし。
サンマの山があるのみ。
厚岸産で脂ののり、大きさからしてものすごく安いサンマがあってよく見ると、必ず首のところに傷がある。
これなんだろう?
立川の居酒屋『太鼓』のオヤジと首をひねる。

sannma0907.jpg

結局市場では何も買わずに、9時過ぎに帰ってくる。

午前11時まで食材図鑑の原稿、ブログ(画像整理)、メモの整理。
メモはすぐにたまってしまう。

お昼前に都心へ。
カバンには北海道関連の本数冊。「水カスベと真カスベの正体」を再検討。
「真カスベ=メガネカスベ」はいいとして、「水カスベ=ドブカスベ」が曖昧だ。
衆議院解散のニュースを中央線のモニターで知る。
ついでに北山薫の直木賞受賞に“まだとってなかったの?”という意味で驚く。
九段下に出ると雨、傘を持っていないので俎板橋まで逃げる。
4時までよしなしごと。

早く終わったので荻窪へ。
大好きなタウンセブンに立ち寄る。

ogikubo90.jpg

ここは戦後闇市をビルにおさめたもので、都内に残る数少ない市場のひとつ。
闇市起源の市場も調べると面白いだろうな、と思ってはいるが、実行に移せないでいる。
ここには優秀な魚屋が数件にうまい佃煮屋、肉屋、八百屋、総菜屋、みな魅力的だ。
うまい佃煮屋『籾山商店』でお茶漬け昆布、小女子、大正金時の煮豆。
大正金時くらい自分で煮ろよ、と我を叱る。
朝、魚を買わなかったので『東信水産』でしめ鯖とカツオのたたき。
ああ、そうだ荻窪に来るたびに井伏鱒二の「荻窪風土記」を読まなくてはと思う。
西友でワンカップ。
吉祥寺へ出て一仕事。
お刺身を初めての会社の冷蔵庫に預かってもらう。
我ながらずうずうしいヤツ。

帰宅は9時。
刺身とワンカップ、ホッケの素干しで遅い夕食。
食後、チカメキントキとサーモントラウト改訂の準備だけする。
そのまま『オホーツクの魚』(辻敏 オホーツク書房)を読みながら寝てしまう。
このところ眠くて眠くて仕方がない。危険だな!

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/index.html


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コメント(5)

はじめてコメントさせていただきます。
いつも楽しく拝見させていただいております。

さてサンマの傷ですが、刺し網によるものだと思います。
サンマのサイズにもよりますが、首あたり、もしくは身の真ん中あたりに
網の跡がつくのではないでしょうか。
すくい網の漁法によるものに比べ、見た目が悪いのですが、
刺身にするのでなければ刺し網のサンマのほうが僕は好きですね。
鱗を飲んでいないので美味しくはらわたをいただけます。

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かんたさん、まさに刺し網のサンマでした。
どうして今年目につくんでしょうね。
脂も乗っているし、鮮度もいいし。
不思議ですね。

僕の乏しい経験からですが、
出回り始めのサンマは刺し網のものが
多いようです。
資源保護の意味もあるのでしょうか?
(網に引っ掛からない小さいサンマは捕らない)

本州でのサンマ漁が始まる頃にはすくい網ばかりになって、
刺し網はほとんど見かけなくなりますね。
何か取り決めでもあるのでしょうか?

お初です。いつも楽しく拝見しています。

かんたさんの仰せのとおり、サンマの傷は、流し網(表層刺し網)でとったものだからです。

北海道の流し網の漁期は7月8日からで、その後棒受け網漁が7月末から8月にかけて、船のトン数階層に応じて(小さいほど早い)漁期に入ります。
これは、漁業許可証の操業期間の制限とサンマ漁業団体の取り決めによるものです。

流し網の着業隻数は多いのですが、漁船は5トン未満の小型が主体で、また、漁法の性質上、大量に水揚げされるものではないので通常の年の流通量は多くないです。棒受け網漁が始まって値段が下がる前のハシリの時期に高値狙いで出る、と理解されればよろしいかと思います。
でも、今年は流し網漁の漁模様がいいようで、比較的安価に多く出回っているようです。

旅役者さん

やはり取り決めがあるんですね。
大変勉強になりました。
ありがとうございます。

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このページは、管理人が2009年7月22日 11:02に書いたブログ記事です。

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