最近釣りに行けなくて悲しい。
本当に丸一日を釣りに費やしてみたい。
大艢(とも 船の一番後ろ)に釣り座を構え、グワンググワラングワランとスローに落としたエンジン音を聞きながら、汗びっしょりとなってイサキを釣る。
最近では外房がとても遠くなってしまった。
今年のイサキ釣りのシーズンもあとわずかだ。
さて本題、イサキは夏の魚だなんて、そんなに単純であるはずはなく、むしろ「夏になったら食べたい魚」なんだと思うな。
夏が旬のイサキなんだから、単純明快だと思われるかも知れない。
でもボクはあくまでもリアリズムを追求している。
だから真冬の外房辺りのイサキと、夏のイサキを比べると、旬がわからなくなる。
うまいだけで考えると、冬が旬となりかねない。
まあまあ、話を複雑にしてもはじまらない。
手頃な塩焼きサイズのイサキを買い求めてくる。
魚屋(仲卸)のまな板でウロコと、ワタとを取り去り、切れ目を入れて紙に包んで持って買える。
遅い外出なので、お昼ご飯のおかずがこれなのだ、ちょっと贅沢だねー、我ながら。
持ち帰って振り塩をして、メールの返信、その他諸々。
1時間ほどおいて、強火の遠火で焼き上げる。
ボクの好みは表は焼きすぎるほどに焼き、裏側はしっとりと水分を残して焼く。
ちなみに本当に好きなのは、香ばしく焼いたもの。
しっとりした焼き方よりも香ばしさを好む。
このあたり変に通ぶらず、自分の好みに忠実にいこう。
塩焼きで食べる、このご飯がうまいんだなー。
特にイサキの皮目の風味と、絹を思わせるような繊維質な身。
この身がほどけるほどに、口の中で旨味を放出するのだ。
これがご飯の糖質と一緒になったらたまらんなー。
一尾で茶碗三杯は軽くいける。
せっかく見えてきた、80キロ台だけれど、イサキ一尾で遠のいてしまうのだ。
イサキの塩焼きの作り方
1 水洗いをする。水洗いとはウロコをとり、内蔵を抜き。汚れなどを洗い流すことをいう。
2 体に切れ目を入れて振り塩。
3 半時間以上寝かせる。これが塩焼きのコツなのだ。
4 化粧塩(鰭に塩を厚くつける)して鰭がこげて落ちないようにする。また化粧
塩も飾りではない。塩分の少ないときなど鰭についた塩で補う。
5 強火の遠火で焼く。我が家では市販の魚焼き器にレンガをおき、金串を打って焼く。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、イサキへ
http://www.zukan-bouz.com/suzuki/isaki/isaki.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/index.html
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刺網サンマの塩焼きはワタがうまい