ヒラソウダのフィッシュ&チップス

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さて、珍しく市場でヒラソウダを見つけた。
この魚あまり、流通しないのだ。
産地などでどんどん消費されて、都会にまで回ってこないのだ。
ようするに、それほどにうまい魚なんだともいえる。
旬は寒い時期、秋から冬にうまくなる。
脂がのってくる。
残念ながら8月のヒラソウダは刺身にするほどでもない。
いただいたばかりのジャガイモと、ざっかけなく揚げてしまう。

フィッシュ&チップス(Fish & chips)は我が家では定番料理のひとつ。
ややかりっと揚げて、ビールのアテにする。
また子供にも人気が高くて、食卓での存在時間は非常に短い。

イギリスで生まれたフィッシュ&チップスだから、魚は基本的に白身のマダラであろう。
ヨーロッパでは最近同じく白身のナマズ(バサやチャー)の人気が高いという。
これは不漁のマダラに代わる材料となっているのかも知れぬ。
こんなことを考えながら、さて料理にとりかかろう。

ジャガイモの相棒はなんでもいい。
白身、赤身をとわない。
特に人気なのがサバ科のマサバ、ゴマサバ、ヒラソウダにマルソウダ、そしてカツオなど。
揚げると真っ黒になる赤身は独特の旨味があるのだ。

ほぼ一年ぶりのヒラソウダガツオのフィッシュ&チップスがうまい。
魚に飽きたらジャガイモを食べ。
2皿分作っても、やはり食卓存在時間は非常に短い。
あああ、そうだ赤身魚は鉄分補給にとてもよい。

フッシュ&チップスの作り方
1 ヒラソウダは三枚に下ろして、適当に切り、コショウを振り小麦粉をまぶしておく。
2 ジャガイモは水にさらさないで、そのまま油に放り込む。ジャガイモにも小麦粉をつけるという人がいるが油が汚れる。
3 あらかじめ小麦粉をまぶしておいた、ソウダガツオを油に時間差で放り込む。あらかじめ小麦粉をまぶしておくと、しっとりして油が汚れない。
4 かりっと揚がったら、上から塩を振る。ここでコショウを振ってもいい。
 別々に揚げた方が本格的であるように思うけど、面倒なので味は二の次とする。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ヒラソウダガツオへ
http://www.zukan-bouz.com/saba/saba/soudagatuo.html
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秋田県に住んでいますが静岡県沼津市の出身です。
「マルソウダ」は「シブワ」、「ヒラソウダ」は「ウズワ」と呼んでいたように記憶しています。

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このページは、管理人が2009年8月13日 19:38に書いたブログ記事です。

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