イワガキの間に、うれしい倉橋島の産物があった。
それをこれから紹介して行きたい。
まずはニシキウズガイの仲間たち。
磯玉、磯ものなどと言われるもので、磯遊びという主に春先に村総出で楽しむ行楽がある。
磯あけ、磯開きなどともいい。
例えばひな祭りなどの時期にお弁当持参で磯に繰り出して、様々な食べられるものを採取して遊ぶ。
この磯遊びでとれる巻貝の多くは、ニシキウズガイ類とカサガイの仲間なのだ。
今でも磯開きなどの行事がどこかに残っているはずで、ボクなど一度は経験したいと切に思っているのだ。
倉橋島から送られてきたものは、クボガイ、クマノコガイ、コシダカガンガラ。
これは典型的な磯玉のたぐい。
小さな巻貝なので、あまり売り物にもならなかった。
それが近年はかなり高価なものとなっているから驚きなのだ。
このような磯にある何気ない貝に、都会人は引かれるところがあるのだろう。
小さ貝を蓋つきの両手鍋でくつくつ煮ながら、なんだか楽しくなるのだ。
食べてみると、なによりも磯の香りと、ほんのりした甘み、そして微かな苦みがある。
どうにも小さいものなので、煩わしいばかりでもあるが、せっせと爪楊枝でほじくりだしては食らい。
なかなかやめようとしてやめられない。
クボガイ、クマノコガイ、コシダカガンガラ、味に違いがあるようでないような。
過ごしやすい日曜日だったので、窓辺で蝉の声を聞きながら、酒のアテにさせてもらった。
作り方
1 貝をよく洗う。
2 鍋に貝、水と酒を入れて、弱火にかける。
3 くつくつ沸いてきたら、しょうゆを加える。
4 鍋止めして、少し置く。煮上がったばかりよりも味がしみる。
広島県倉橋島 日美丸へ
http://ww5.enjoy.ne.jp/~kogera0401/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、
クボガイへ
http://www.zukan-bouz.com/makigai/kofukusoku/nisikiuzugai/kubogai.html
コシダカガンガラへ
http://www.zukan-bouz.com/makigai/kofukusoku/nisikiuzugai/kosidakagangara.html
クマノコガイへ
http://www.zukan-bouz.com/makigai/kofukusoku/nisikiuzugai/kumanokogai.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
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週明けはもっと慌ただしい
沖縄の浜下りの事なら有名ですけど。