001 カタクチイワシ

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北海道、本州、四国、九州と日本全国の浅い沿岸域に生息する、小魚である。
標準和名(図鑑などに掲載される名)、その地方での呼び名、などどれでもいいので、この魚だけは知っていなければならない。
いかにこの小魚が重要であるかといえば、生まれてすぐに人類の食べ物となり、育つごとに、いろんな加工品になり、大きくなると「イワシ七度洗えば鯛の味」なんて、刺身のうまいことを勝手にほめたたえられる。

しかも人類だけでなくあらゆる水産動物のエサとなり。
島根県島根半島辺りのマアジ、スズキなどの脂ののり具合は、本種の発生具合で決まるともいわれている。

しらす、五万米、煮干し、目刺し、頬刺し、胡麻漬けなどの加工品がある。
瀬戸内海、とくに広島では小いわしの刺身、加賀では塩炒りなどの名物料理がある。

この魚がこの国の食に与えてくれるふくらみ、豊かさは量り知れない。
カタクチイワシは最低限知っておくべき100の魚の内、もっとも重要な魚だ。

今回は石川県金沢周辺で食べられる、塩炒り。
カタクチイワシをもっとも堪能できる料理だ。

katakuti09.jpg

作り方
1 カタクチイワシの頭とワタを取り、水洗い。水分をよく切る。
2 鍋にやや強めの塩水をわかし、イワシを入れてゆで、余分な湯を捨てて水分を飛ばすように炒る。
3 皿に盛り、酢を適量張り、大根おろし、柑橘類(個人的に好きなのだ)を添える。
ここにしょうゆを合わせて大根おろしにからめながら食べる。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、カタクチイワシへ
http://www.zukan-bouz.com/nisin/katakuti.html
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コメント(3)

木村蒲鉾店を探してこのページにたどり着きました。いいですね、イワシ 器もヨカ

九州ならではのサバのサシミと、
アジのナメロウを作っています。
いろいろと参考にさせてください。

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釣りが趣味でありまして市場魚貝類図鑑をいつも参考にさせていただいております。
私のようなシロートにもとてもわかりやすく親しみやすいすばらしいサイトで、大変感謝しております。
また、つり丸の連載もいつも楽しく読ませてもらっています。
今後ともよろしくお願いいたします。

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このページは、管理人が2009年9月26日 14:26に書いたブログ記事です。

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