卵巣白子にうまいもの、まずいものがある。
もっといろいろ考えてみると、本体の方も美味なら卵巣白子も美味なるもの。
本体はうまいのに卵巣白子のまずいもの。
卵巣白子はうまいのに本体のまずいもの。
さてアイゴはどっちなのか?
夏が産卵期で、どうやら島根県浜田市あたりではまとまってとれるらしい。
それなのに市場に卵巣白子はあっても本体を見ない。
どうやら、本体はどっかに捨てられる、もしくは飼料などになってしまっている模様なのだ。
卵巣と白子をあえて抜き取って食べるくらいだから、さぞやうまいのだろう。
これを浜田の仲買い市場で買い求めてくる。
普通に煮て食べてみて、これが美味。
しかも卵巣としては特筆すべき味わいだ。
ほろほろと甘く、クセがなく、端正な舌触り。
白子だって、思った以上に滑らかで旨味が強い。
9月の浜田では、そろそろアイゴの季節も終了を向かえているようだ。
もしくは卵巣白子も冷凍ものかも知れない。
でも十分にうまいのだから、またひとつ夏の味覚を知ったことになる。
作り方
1 アイゴの卵巣、白子は適当に切り、湯通し。
2 鍋にみりん、酒、砂糖、醤油、水、生姜の千切りを入れて、アイゴの卵巣白子を入れる。
3 火をつけて沸騰したら、中火で煮上げていく。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、アイゴへ
http://www.zukan-bouz.com/suzuki/aigo/aigo.html
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タヌキメバルの焼き切り
アイゴ(博多ではバリ)の真子白子はかなり美味しいですよね♪
たしか最初に私が書き込みしたのが、このアイゴの卵巣の件がきっかけだったと思います。
卵巣は煮付けが主ですが、白子は湯にくぐらせ刺身でトロけてとっても美味いです。定置に入った物をイケスに活かしておいて身は活けの刺身か洗い、皮や血合い、白子も刺身と一緒に盛り付けます。
独特のクセも生きたまま胆嚢を潰さずにさばくと透明感のある奇麗な白身で
美味しいですよ♪トゲさえなければってとこですかね(ToT)
鮮度のいいアイゴが手に入るというのはうらやましいですね。
関東ではとても真似ができません。
浜田(島根県)でもすでにアイゴは終了であったようで、鮮度のいい白子がありませんでした。
やはり九州ですかね。