ヤナギムシガレイの唐揚げ

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ヤナギムシガレイは底引き網などでとれる。
大きくなって、子持ちともなると、超高級魚となるが、小さい物はまことに安い。
簡単に煮魚にしてもいいし、軽く干して焼いてもいい。
そしてもっとも簡単なのが唐揚げだ。
薄っぺらい魚なので、無造作に唐揚げにする。

ボクは家庭でも、もっと揚げ物を作るべしと、考えている。
例えば、家庭でもっと天ぷらや唐揚げを作って食べたらいいのだ。
食物を揚げるというのは、まことに優れた料理法だと思う。
揚げると、一癖ありの食べ物だって、おいしく食べられる。
小魚なら骨までバリバリ食べられるわけで、カルシウム補給のはもってこいだろう。

福島県相馬市原釜では、深い場所の大型底曵、浅い場所の小型底曵がある。
ともに最盛期だろうと思う。
きっと市場に所狭しと魚が並んでいるはずだ。
その多くがカレイ類。
カレイは種類ごと、大きさごとに並べられる。
ババガレイ、ヒレグロ、ミギガレイ、イシガレイ、マガレイ、マコガレイ、ソウハチガレイ、そしてヤナギムシガレイ。

八王子で原釜産ヤナギムシガレイの小さなものを見ると、雄大な競り場の光景が思い出される。
そんな思いで荷(魚)を見ていると、タカノ(これからカタカナで書く)社長が、袋を手に「ちょっと(少し)持って帰ってよ」とくれたのだ。

小振りなので、持ち帰って鱗を簡単にとり、頭を落して、片栗粉をまぶしてあげる。
紙袋を器にして、食卓に出す。
ヤナギムシガレイは薄っぺらいので、サクサクと香ばしい。
しかも香ばしい中に旨味が感じられる。
ポテトチップス感覚で食べられる。

1 鱗を取り、ワタと頭を落す。
2 水分をよく拭き取り、片栗粉をまぶす。
3 やや弱火でゆっくり揚げる。
4 揚げたてに塩コショウする。

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ヤナギムシガレイへ
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コメント(1)

お酒のお供にぴったりですね。
安くてうまいのはいいなぁ。

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このページは、管理人が2009年10月21日 06:31に書いたブログ記事です。

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