ヤツシロガイはどのように考えたらいいのだろう

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ヤツシロガイを見ると、「うまそうな」と思うかどうかは別として誰しも「きれいな貝だな」と思うだろう。
ただし、市場に並んでいても、なかなか手が出ない。
ちなみにお値段はいたって安い。
キロあたり600円〜800円(関東の市場で)くらいだろう。
貝類で定番的なものではなく、加えるならば珍しいものでもない。
どっちつかずというやつ。
まことに、このような水産物というのは難しいものである。

さて、意外に食べられていない、ヤツシロガイの味わいだけど、手放しでうまいとはいいがたい。
甘みがあるものの、貝らしい風味が乏しく、旨味に欠ける。
しかもジャキジャキ感があるのだ。
薄く切ればこのジャキジャキ感が薄れる。
これをわさび醤油か、酢みそで食べる。

このヤツシロガイの刺身で燗酒をいっぱい。
仕事から帰り着いて、このやや旨味に欠ける刺身が、「あれれれ、意外にうまいじゃないの」と感じるのは燗酒がはらわたに沁みるせいだろうか。

1 貝殻の口の上に穴をあけて、いちばん貝殻にしがみついている筋肉を切り、中身を取り出す。
2 今回は足だけを食べたので、ワタはすてて、まずはもむ、そして塩揉み。
3 水洗いして、適当に切る

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このページは、管理人が2009年10月22日 13:41に書いたブログ記事です。

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