「カレイ」とだけあると、カラスガレイであることが多い

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戦前戦後、北洋などで大量にとれていた魚にカラスガレイがある。
輸入物が主だが、今でもスーパーなどでは見かけない日はない。
回転寿司の「えんがわ」の主が本種なのである。
それほど日常的な魚なのに、知名度が低すぎる。
このあたり食べ物に興味があれば、原材料にももっと関心を持ってほしいなと思うのだけど、いかがだろう。
ただ単にカレイなんて魚はいないのだから。

気になる魚なので、加工品を見つけると、時々買ってみる。
今回の物は静岡県静岡市清水のサスイチのもの。
漬け魚なのだけど、味付けが本みりんと、塩。
そこにアミノ酸調味料が加わっている。
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色があまりに赤いので、一瞬躊躇したが、真横にいた知るべが、「うまそうな色だね」というのでピックアップ。
2枚入りで売値からして350円から450円だろう。

これが、なかなかいい味わいであった。
カラスガレイの特徴が脂の強すぎることだ。
でも考えてみると、これは+イメージになっている。
脂が強く、トロっとしているので柔らかい、そこに本みりんを使っていて、程よい甘さなのだ。

さて、改めて、この赤さだけれど、ここまで強くなくていいのではないだろうか?
紅麹色素というくらいだから、比較的安全なのかも知れないが、なんだか毒々しい。
この色で健康志向の消費者に受け入れられるだろうか?
疑問だな。

サスイチ
http://www.sasuichi.co.jp/
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、カラスガレイへ

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このページは、管理人が2009年10月24日 14:21に書いたブログ記事です。

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