午後11時に帰宅する。
食事ではなく、酒の肴で暖かいものが欲しい。
肌寒の候となって、木枯らし1号が吹いた。
冷蔵庫をのぞくと、生食用のカキパックに神山豆腐店(八王子)の木綿豆腐がある。
カキの水切りをし、豆腐を切る。
小鍋に一片の真昆布を入れて、シャワーを浴びる。
夏以来、久しぶりに湯船につかる。
バスタオルを使いながら鍋に火をつける。
ことことわいてきたら、みりん、しょうゆ、取り置いた鰹節だし少々。
ガス台でカキと豆腐を煮込む。
行平にちろりを入れて『十四代 本丸』をぬる燗にする。
カキ豆腐といっても主役は汁と豆腐。
カキはだし代わりに煮てしまっている。
実は酒の肴に汁というのが大好きである。
ときどき濃いめのみそ汁で酒を飲むこともある。
特にカキの適度に苦くて、舌にざらつくような旨味がいい。
豆腐を崩し、カキごとすくって酒で流す。
ああ、カキと豆腐の食べごたえもいいのだよ。
平日は一合だけと決めてしまうのではなかった。
作り方
1 カキは生食用なら洗わないで水切りをする。加熱用なら大根おろしで洗う。豆腐は適宜切る。
2 昆布を小鍋に入れて煮立てる。昆布を取り出し、みりんとしょうゆで濃いめの味付けに。ここに少量の鰹節だしを加える。
3 カキと豆腐を入れてことこと煮込む。出来上がりに白ネギを散らす。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、マガキへ
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