サルエビが入荷してきた。
根鰓亜目の小エビである。
わかりやすく解説するとクルマエビの仲間。
卵を産むと、すぐに海に放してしまう。
ほとんどのエビ、タラバガニ、カニの仲間が卵を一度腹に抱えて保護するのに、無責任なエビなのである。
北海道から九州までの沿岸に普通で、天然のクルマエビ類が激減しているなか、いまだそこそことれている。
さて、今回のものは産地不明。
あまりに慌ただしい土曜日であって、来てくれた人の買い物の面倒を見ている間に、聞き忘れてしまった。
これを釜飯にする。
我が家で"釜飯にする"とは峠の釜飯『おぎのや』の土鍋を使って作るという意味合い。
だいたい食べる30分前に火をつけるべく、用意をして炊きあがりを食卓にだす。
ちなみにボクは炊き込みご飯が好きではない、ので味見だけ。
炊きあがりにエビを取り出して、殻をむき、ミソと手でほぐしたエビを混ぜて出来上がり。
非常に食卓滞在時間の短い料理なのだ。
暖かい内に食べる物で、エビの香りと、甘みが飯に移って、炊き込みご飯好きにはたまらんもんでしょうな。
作り方
1 釜飯二つ分、2合の米をとぎ、ザルに上げて水切り、普通に水加減。
2 約1時間置き、しょうゆ、塩、酒で味を整え、ささがきごぼうを加えて、エビをのせてたく。
3 沸騰してきたら弱火で7分、蒸らしに15分前後。
4 炊きあがったらエビを取り出し、殻をむき、ミソと身をもどす。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、サルエビへ
http://www.zukan-bouz.com/ebi/saruebizoku/saruebi.html
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