市場では「タイラガイ」、和名がタイラギとなる。
似ていながら違う名なので意外に紛らわしい。
旬は春であるように思える。
春から初夏だろうか?
このあたりが曖昧だ。
そのために春夏秋冬食べている。
そして11月に食べても、なかなかうまい。
が、やや身(貝柱)がやせているような。
さて、タイラギのうまさは、実を言うと、個性的であるところで、まずいと感じても間違いではない。
味はホタテのように万人向きではない。
今回のものは貝柱を強火で焙っている。
この方がうまいというか、甘みが増すからだ。
ボクはこの独特の苦みが好きで、そこに甘みが覆い被さってくるのが、また好きなのだけど、嫌いという方の思いもわかる、というくらいにタイラギに関する考え方は複雑だ。
ホタテの単純とは対局だろう。
しかし、うまい酒があったとしてホタテではつまらない。
役不足である。
できればタイラギの謎めいたうまさが、酒をよりうまくする。
作り方
1 貝柱を外す。貝柱の回りの薄皮や汚れを取り去る。
2 直火で焙り、冷水にとる。水分をよくよく拭き取る。
3 適宜に切る。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、タイラギへ
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/pteriomorphia/habouki/tairagi.html
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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