初物食いは、まことにうきうきするもので、しかも長年待った魚ともなると、「あれやこれやいろいろ」料理したくなる。
今回は刺身、塩焼き、卵巣のスパゲッティ、煮つけにフライを作ってみた。
なかでも意外に思えるほどうまかったのが、塩焼き。
体長55㎝、2キロの胸鰭から頭部にかけてを、丸ごと遠火で焼く。
厚みがあるので、じわりじわり焼いて小一時間も待つ。
水分が多いので、魚焼き器がしゅんしゅん音を立てる。
表面は香ばしく、中はしっとりと。
このような骨格の複雑なところを食べるとき、ボクももっと正当な魚食いだったら、なと思う。
どうにも食べた後がだらしない。
後の皿の上はきれいじゃないけど、ツノガレイなかなか塩焼きにして美味であった。
また北大西洋にも似たもの、ツノガレイがいるのだが、イギリスなどではフライにしている模様だ。
当然、太平洋のツノガレイをフライにしてもうまい。
ここにまた新たな魚を手に持ち、さばき、食べてみることができた。
送っていただいた『マルトミ渡辺水産』さんには感謝。
作り方
1 頭部は厚みのある部分に適当に切れ込みを入れて振り塩。1時間以上おく。
2 強火の遠火で小一時間かけて焼く。
北海道紋別 まるとみ渡辺水産
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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