5月なのに肌寒い日々が続いている。
そして5月なのにフグの入荷が続く。
実はフグの入荷はこれからますます増えてくる。
北上して噴火湾などに行き着いた、産卵後のフグがわんさかあふれかえるほどやってくる。
痩せているので、思い切り安くて、なぜか味だってそこそこいいのである。
手頃なショウサイフグがあったので買い求める。
「産地は」わからない。
でも底値とはいえ、キロあたり800円(卸値)は安い。
毒を除去してもらい、帰宅して適当に水洗い。
晩酌の友にぶつ切りにする。
こいつをゴボウ、ニンジン、こんにゃくなどと、白味噌でたく(煮る)。
ようするに具だくさんの白味噌の汁煮込みといったものだろう。
やはり5月なのに8時を回ると、冷え込んでくる。
ここにあつあつの白味噌仕立ての汁を肴に、引っ越し貧乏から、コストパフォーマンスの高い澤ノ井「本醸造 大辛口」。
姫と歩き回って、少々疲れ気味なので、なんだか辛口の酒が身体に染み通るのであった。
材料
ショウサイフグ小3尾、ニンジン3分の1本、ゴボウ40センチ、大根5センチ輪切り、ネギ適宜、白味噌適宜、酒適宜、塩少々。
作り方
1 フグはぶつ切り、こんにゃくは湯がく、ゴボウは下ゆで、ニンジン・大根は短冊に。
2 鍋に太白ごま油を入れ、こんにゃくを炒め、フグを加え、大根、ニンジンなどを加えて炒める。
3 鰹だし、酒を加えて、白味噌を溶かして、ことことと十二三分煮込む。
4 煮えてきたら塩で味を調え、仕上げにネギを加えて一煮立ちで出来上がり。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ショウサイフグへ
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