大河ドラマの影響か、高知県は観光ブームにわいているようだ。
坂本龍馬さまさまといったところか。
ただし、高知の人気は、本当は坂本龍馬にはなく、土佐らしさにあるのではないか? と思っている。
高知らしさ、高知のおおらかさに、魅力を感じてついつい「高知に行ってみようか」と思うようになるのだ。
さて、先日、赤坂の高知料理の店に行ってきた。
宴会で、おざなりな料理だったのだろうけど、ビックリするほど高知らしさがない。
土佐の片鱗もなければ、むしろなよなよとしたくだらない料理ばかりだったのだ。
きっと東京に出店して行く年月、土佐の男臭さも、粗野な部分も忘れ去り、形だけの土佐料理を勝手にこねくり回しているようである。
くだらないな、と多いに落胆した。
そして廣丸にいただいた干ものなのだけど、別にこれといった特徴があるべくもないのに、高知らしいものを感じるのだ。
作りが荒々しい。
素朴だし、やや塩加減が強い。
外見は粗野だが、中身がいい、そんな干ものである。
酒が矢鱈に欲しくなる、とともに飯がこれまた矢鱈に「うまい!」。
食らうたびに桂浜からの大きな大きな太平洋と、強い向かい風の記憶がよみがえるのも不思議じゃのー。
永野さん、また土佐からの味の便り、待ってますよ。
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