たまにはまじめな話を書いてみたい。
アンテナショップブームだという。
都内には44店舗のアンテナショップがある。
ただし、これは純粋に県単位のものではなく、深大寺の鬼太郎ショップまで入れての数字だ。
ボクは思ったよりも少ないので驚いた。
たぶん20店舗くらいだろう。
ようするに全都道府県の半分くらいになるということ。
さて、アンテナショップには立地条件のいい店、悪い店がある。
積極的な売りをしている店、売りをしていない店など様々である。
面白かったのは県の認知度が最下位という茨城県が、都内にショップを開いていないということ。
茨城県は実に県名が悪い。
県の方に申し訳ないが、他県人だと、「いばらきけん」では、どこなんだかわからない人も多いだろうな。
ボクは茨城県を説明するときに、「あの水戸黄門のいたところだ」と説明している。
注/茨城県という土地にとってもっとも害をなしたのが、水戸光圀だけどね。
まったく明治維新を断行した薩長土肥は意地悪である。
「意地悪はいけんぞな!」
茨城県も是非とも、早くアンテナショップを作られてはいかがだろう?
茨城県の産品には魅力的なものがたっぷりある。
県内産の納豆を総て並べたら、毎日通ってもいいくらいだ。
でも全部でなければいけないの、ですよ。
わかるかな?
ボクはこんなご時世だから、アンテナショップも事業仕分け、必要性の有無をとくべきだ、と思っているが、結論からすると「運営に知恵は必要だが、アンテナショップは必要不可欠だ」と思っている。
この考えは日本という国にもいえそう。
日本は今のうちに世界の主要な都市にアンテナショップを作るべきだ。
さて、そのアンテナショップのあり方の本題だ。
県などのアンテナショップは基本的に県や国の助成があるのだろうから、実は高校野球予選ではシード校のようなもの。
恵まれているのだ、ということをまず覚えて置いて欲しい。
それだからこそ、肝に銘じなければならないのが、あくまでもこれは商業施設であって、県産品を売る小売り店なのだ、ということ。
商品を売ってこその施設なのだということなのである。
ちなみに国や県が抽象的理念で、何億もの無駄遣いをやって平気でいる。
今現在の事業仕分けを見ても国民としては不愉快だな。
小売り店、商人に徹せよというと、いやいや、そんなことはない。
「店の中の半分は観光案内など別の業務もやっていますから、
それが証拠にちゃんと県内のパンフレットも置いてあるでしょう」
なんてね。
バカを言ってはいけない、そんなことで来店する人はほとんどいる、はずがない。
たぶん大多数が食目当て、その他少数ではあるが工芸品を目的にしていることも、あるかな。
だいたい観光のことなどネットか旅行代理店で聞けばいいのだ。
あれは飾りでいい。
もちろん店内で県の案内をする人は、県の観光や見所などは世界一説明上手ではある、べきだけど。
何を言いたいかというと、アンテナショップを運営する人間は大阪人のいう商人(あきんど)にならなければならない、という点である。
運営するのが県の職員で公務員であろうが、なんだろうが、商人になりきらないとダメなのだよ。
実は、まったく新しい提案なのだけど、製造業の跡継ぎなどを店員として国内留学というか、国内修行の場にしてもいいと思うな。
製造加工業の方たちは自分の商材を売ってみる、経験を持つべきだ。
アンテナショップの運営者が商いをするべき、それはなぜか?
こうすると県産品を評価をする目が養われるからだ。
売ってみて初めて、その商品の価値がわかる。
売れなければ、来店した人に聞いてみてもいい。
モニタリングは絶対に必要なのだから。
今のところ、店内でモニターをとっている店は皆無だ。
ちなみにモニターというのはアンケート(これほどくだらないものはない)ではない。
インタビューである。
またアンテナショップの運営に携わる人は、常に県産品の批評家であり、いちばん辛口人に徹すべし。
そして一面に惚れっぽさも持っていないとダメだろうな。
いい商品に惚れたら、惚れ尽くす。
02に続く。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
アンテナショップブームだという。
都内には44店舗のアンテナショップがある。
ただし、これは純粋に県単位のものではなく、深大寺の鬼太郎ショップまで入れての数字だ。
ボクは思ったよりも少ないので驚いた。
たぶん20店舗くらいだろう。
ようするに全都道府県の半分くらいになるということ。
さて、アンテナショップには立地条件のいい店、悪い店がある。
積極的な売りをしている店、売りをしていない店など様々である。
面白かったのは県の認知度が最下位という茨城県が、都内にショップを開いていないということ。
茨城県は実に県名が悪い。
県の方に申し訳ないが、他県人だと、「いばらきけん」では、どこなんだかわからない人も多いだろうな。
ボクは茨城県を説明するときに、「あの水戸黄門のいたところだ」と説明している。
注/茨城県という土地にとってもっとも害をなしたのが、水戸光圀だけどね。
まったく明治維新を断行した薩長土肥は意地悪である。
「意地悪はいけんぞな!」
茨城県も是非とも、早くアンテナショップを作られてはいかがだろう?
茨城県の産品には魅力的なものがたっぷりある。
県内産の納豆を総て並べたら、毎日通ってもいいくらいだ。
でも全部でなければいけないの、ですよ。
わかるかな?
ボクはこんなご時世だから、アンテナショップも事業仕分け、必要性の有無をとくべきだ、と思っているが、結論からすると「運営に知恵は必要だが、アンテナショップは必要不可欠だ」と思っている。
この考えは日本という国にもいえそう。
日本は今のうちに世界の主要な都市にアンテナショップを作るべきだ。
さて、そのアンテナショップのあり方の本題だ。
県などのアンテナショップは基本的に県や国の助成があるのだろうから、実は高校野球予選ではシード校のようなもの。
恵まれているのだ、ということをまず覚えて置いて欲しい。
それだからこそ、肝に銘じなければならないのが、あくまでもこれは商業施設であって、県産品を売る小売り店なのだ、ということ。
商品を売ってこその施設なのだということなのである。
ちなみに国や県が抽象的理念で、何億もの無駄遣いをやって平気でいる。
今現在の事業仕分けを見ても国民としては不愉快だな。
小売り店、商人に徹せよというと、いやいや、そんなことはない。
「店の中の半分は観光案内など別の業務もやっていますから、
それが証拠にちゃんと県内のパンフレットも置いてあるでしょう」
なんてね。
バカを言ってはいけない、そんなことで来店する人はほとんどいる、はずがない。
たぶん大多数が食目当て、その他少数ではあるが工芸品を目的にしていることも、あるかな。
だいたい観光のことなどネットか旅行代理店で聞けばいいのだ。
あれは飾りでいい。
もちろん店内で県の案内をする人は、県の観光や見所などは世界一説明上手ではある、べきだけど。
何を言いたいかというと、アンテナショップを運営する人間は大阪人のいう商人(あきんど)にならなければならない、という点である。
運営するのが県の職員で公務員であろうが、なんだろうが、商人になりきらないとダメなのだよ。
実は、まったく新しい提案なのだけど、製造業の跡継ぎなどを店員として国内留学というか、国内修行の場にしてもいいと思うな。
製造加工業の方たちは自分の商材を売ってみる、経験を持つべきだ。
アンテナショップの運営者が商いをするべき、それはなぜか?
こうすると県産品を評価をする目が養われるからだ。
売ってみて初めて、その商品の価値がわかる。
売れなければ、来店した人に聞いてみてもいい。
モニタリングは絶対に必要なのだから。
今のところ、店内でモニターをとっている店は皆無だ。
ちなみにモニターというのはアンケート(これほどくだらないものはない)ではない。
インタビューである。
またアンテナショップの運営に携わる人は、常に県産品の批評家であり、いちばん辛口人に徹すべし。
そして一面に惚れっぽさも持っていないとダメだろうな。
いい商品に惚れたら、惚れ尽くす。
02に続く。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
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