秋田の賢さん、なべ婦人から今年もハタハタが届いた。
何はともかく、まことにありがとうございました。
今年も届いた秋田の味覚、堪能させていただきます。
ちょうどそのとき、何気なくハタハタで検索していて見つけたのが、山形県鶴岡市のハタハタの田楽。
鶴岡市では12月9日を「大黒様のお歳夜(としや)」といいハタハタの田楽を食べる習慣があるという。
このように何かきっかけを見つけては各地の風習、習慣などを調べているのだが、今回はまことに見事なヒットとなった。
いただいたハタハタでしょっつる鍋、そして田楽を作る。
田楽を作ると言っても、それほど大層なことではない。
軽く汚れを落としたハタハタを素焼きにし、田楽味噌を塗り、また一焙りするだけ。
ハタハタはまことにきれいで手間いらずの魚なのである。
田楽は焼けるそばからかじる。
姫も大喜びでかじる。
何本か、残して、『市場寿司』に持ち込んであぶり直して、またかじる。
これがなんともいいのである。
しかも今回の発見であるけど、皆が一様に「白子がうまいな」というのだ。
ハタハタは秋田に限るとも、たかさんが宣う。
これで酒がどんどん飲めてしまう。
近所で作っている國府鶴の生だけど、これが辛口でクイクイと喉に滑り込む。
ああ、いい気分なのだ!
材料
田楽味噌
みそ1、酒2分の1、みりん4分の1、砂糖2分の1、卵黄1個分
作り方
1 田楽味噌の材料を鍋に入れて、よく混ぜ合わせる。火をつけて練る。とろみが出てきたら、硬さの加減を酒で行う。甘いのが好きならみりんで。
2 軽く水洗いしたハタハタをこんがり香ばしく焼く。
3 田楽味噌を塗って軽く焦げ目がついたら出来上がり。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、ハタハタへ
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山口県萩市『井上商店』の、うにめし
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