ボラの「うす」で中華いため

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関西、瀬戸内海などでボラは重要な食用魚である。
徳島県でも同様、いろいろ利用し、そのおいしさをよく知る。
切り身などの加工されているのだろう、沖洲市場(徳島中央卸売市場)でパック詰めされているものを発見した。
1パック250円で、まことに安い。
関東では「臍(へそ)」、もしくは「そろばん玉」というが、徳島では「臼(うす)」なのである。
地域によって、形の表現がこのように違っているのが、まことに面白い。
ボラの胃の幽門部なのだが、これ以外の呼び名も多々あるに違いない。

このようなパックは関東では見たことがない。
珍しいので買い込んできて、あれこれ料理してみる。
山椒との相性がいいので、煮もの。
たたきに塩焼き、炒め物。
なかでも中華風の炒め物がうまかった。
料理法はいたって簡単しごく。
分葱と塩味で炒めただけ。
老酒とニンニクを使ったところが、中華風といえば中華風。

こりこりとして、ネギとの相性もいい。
まるでホルモン炒めのようだが、明らかに旨みは魚のもの。
やはり老酒が合う。

材料/ボラのへそ、わけぎ(分葱)、すり下ろしたニンニク、塩、コショウ、太白ゴマ油
作り方
1 ボラのうすには横に細かい切れ目を入れる。ネギは適当に切る。
2 太白ゴマ油をフライパンに熱し、七部通り火が通ったらネギを加える。
3 ニンニク、老酒を加えてまた炒め、塩コショウして出来上がり。

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このページは、管理人が2011年5月 5日 14:52に書いたブログ記事です。

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