イナダの評価をかえる

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神奈川県小田原魚市場に朝揚がった魚が、
当日の朝、東京都大田市場に届く。
これがほんの数時間あとに八王子に届く。
発泡スチロールに入った朝どれのイナダ(ブリの若魚)を
触って驚いていたら、「評価してみてよ」と
八王子総合卸売センター『高野水産』の社長に1尾いただく。

ボクの場合、長年相模湾釣り師だったので、
イナダ釣りに熱中したこともあるが、実はうまいと思ったことがない。
「イナダか−?」
期待しないで、とにかく『市場寿司 たか』で味見してみる。

刺身にしていた、たかさんがまず声を上げる。
「おいおいまな板の上で刺身がゆがむよ」
本当か?
下駄にのせた刺身が目の前で微かにではあるが
曲がろうとしている。

これが旨みは無いはずなのに、うまい。
なぜだろう?
イナダは新鮮であるほどうまいのだろうか?
ちゃんとほどよい酸味があり、口中に旨みが感じられる。
知らなかったなイナダのうまさ。
大田市場小田原朝便恐るべし。
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このページは、管理人が2011年9月10日 22:26に書いたブログ記事です。

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