やっと仕事がひとつ終わる

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昨日28日で仕事がひとつ終わり、
本日はずーっと画像とデータ整理に追われている。

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高野水産のトラックはいつも満杯。これを積んだ人は偉いね!

朝は八王子総合卸売センターで魚をいっぱい買い込む。
たぶん本日と明日で鮮魚は終わりなので、めぼしいものは総て、といった意気込みでやる。
明日から濃密な仕事が始まるのに、こんなときにいろいろ先々悩んでも致し方なし、なんて投げやりなんだろうね。

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本日買ったもの、
高野水産で北海道の『春木商店』という荷主さんから来た
活け締めアサバガレイ(活け締めのアサバは初めて見た)、ホシガレイ、
オウゴンムラソイ、エゾメバル?、宮城県の『カネキ』エゾアワビ。
『マルコウ』でナマコ、サラガイ。

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帰宅後、ずーっとデータ整理と改訂の準備。
午後2時、近所のヤマト運輸営業所に
鹿児島市の『田中水産』さんに送ってもらった
ハチジョウアカムツとマハタを受け取る。

そのままスーパー三徳へ。
これは常々思うことなのだが
店内でぼんやりウロウロしているオヤジたち、
どうにかならんかね?
こっちは急いでいるわけで、邪魔になって仕方がない。
荷物持ちなら妻が買い物を終わるまで外で待つのがエチケットだろう。

さて、外が薄暗くなってきた、
今年の覚え書きを年末年始まで毎日書いて行く。

年々時間がなくなる、とは思っていたが、
今年は特に猛烈としかいいようがない。
約5年前くらいに自分のなかで一段変革が起こった。
実は水産物の世界は膨大無辺なのだが、
たぶん30年くらい調べ続けると、そこに峠のようなものが見えてくる。
今がその峠の上にいる状態なのかも知れない。
「わからなかったことが一度に理解できるようになる」
今までの自分の無知ぶりに恥ずかしさがこみ上げてくる。
(10年くらいで魚貝類のことがわかったように思っている人がいるが、
それは幻想である。
10年は魚貝類のことを極める入り口に立つのにかかる時間である)

そして5年くらい前から水産物(ボクの場合食品全般総てなのだけど)が
頼みもしないのに一斉に語り出し、
それをデータベースにするだけでヘトヘトになってしまう。
午前3時、4時に魚を下ろし、料理を作ることもしばしばで、
五十路半ばの体力の限界を感じた年だった。
365日かかさず魚貝類を食べ、撮影し、そして調べているので、
今年はたぶん最小限に見積もって千尾以上の魚貝類をさばき、
そしてその倍くらいの水産加工品を食べて、撮影し、調べたはず。

そんな日々に、ひとつの結論を見つけた。
「さかな通には消費者だけがなれる」というものだ。
市場などを歩いていると、「一般人」とか「素人」とか呼ばれる人々。
ボクもそのひとりなのだが、魚貝類のことを極められるのは
消費者だけであって、プロは絶対に極めることが出来ないのだ。
(本文は続く)
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このページは、管理人が2011年12月29日 22:54に書いたブログ記事です。

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