2012年 ふな市の旅 12 長崎魚市場

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1月18日午前4時に起き。大急ぎで着替えて飛び出す。
タクシーはすぐに拾える。
魚市場のある京泊まで20分前後。
場内に入ると魚市場の片山さんが迎えてくれる。

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地物だけではなく、以西底引き網、
沖縄海盆への遠征もある巨大な水揚げ港。
冬枯れのときなのに並んでいる魚貝類の量ははんぱではない。
佐世保同様珍しいものはないが、その種類と量に圧倒される。
並んでいる魚をとにもかくにも総て撮影する。
 
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山に一の印「山田屋」というトロ箱を見つける。
これは明らかに以西底曳き網漁の獲物だろう。
国内の食生活を大いに変えたこの漁のことは
もっともっと知っておく必要がある。
 
ウチワエビ、ガザミ、サルエビ、キシエビ、アカエビ。
アオリイカ、ミミイカ、ジンドウイカ。
コウイカはすべて内臓を取り去って外套膜を開いている。
マダコ、イイダコ、クロアワビ、メガイアワビ、テングニシ、アサリ。

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マナマコはやはり大村湾産。
カスザメ、シロザメ、ナヌカザメ、ホシザメ。
ウツボ、ハモ。
マエソ、マトウダイ。
アヤメカサゴ、カサゴ、オニオコゼ、マゴチ、ホウボウ。
ホウライヒメジ(?)、クロダイ、キダイ、マダイ、ヘダイ、コショウダイ、ムツ、シログチ、シロギス、マアジ、カンパチ、ブリ、シイラ、イトヨリ、ソコイトヨリ、アカアマダイ、シロアマダイ、ハマフエフキ、タカノハダイ、メイチダイ、チカメキントキ、アラ(クエ)、アラ、アカハタ、アオハタ、オオメハタ、アカムツ、ヒラスズキ、スズキ。
マサバ、ゴマサバ、サワラ、スマ、タチウオ、クロマグロ、マルソウダ。
ウマヅラハギ、カワハギ、ヒガンフグ、コモンフグ、クサフグ、シロサバフグ。
メイタガレイ、ヒラメ。

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サンマがトロ箱に入って小山をなしている。
東シナ海に入った群だろうかか?
 
競り場を一通り見て、仲買の棟に入る。
各店舗が大きい。
魚種の多さもさることながら、やはりここでも量の多さに驚く。
ここにもサメが並んでおり、なかでもカスザメらしいのがあり、
「売ってほしい」と交渉したが先客がいた。

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長崎ではナヌカザメ、ホシザメ、カスザメ、オオセなどを
湯引きにしてさかんに食べるのだ。
ヒョウモンコウイカとマツバガニ。
ヒョウモンコウイカはまず関東では手に入らない。
 
6時半過ぎまで見て回り、
場内の食堂でウチワエビのみそ汁をメインに朝ご飯。
7時前にタクシーで市内築町を目指す。
7時を超えると市内への道路は渋滞する、というのでバイパス経由で行くがやはりところどころ混んでいる。

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このページは、管理人が2012年2月15日 23:17に書いたブログ記事です。

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