2012年 ふな市の旅 14 長崎市新大工町

0
daiku001.jpg

途中、天満市場の『山下くじら店』の前に
クジラの湯引きがあり、なんともうまそう。
「ここで食べられますか?」と聞くと、
「どうぞ」というので狭い入り口におなかを使えさせながら入り込む。

daiku002.jpg

おかみさん二人でやっている店で
ゆでたクジラを大振りに切り、橙をしぼってくれる。
冗談で酒が欲しいなんて言ったら、なんとちゃんと冷や酒が出てきた。
このゆでたクジラがうまい。

daiku003.jpg

長崎では「ゆかけ」などと言うらしいが、
いろんな部位を使って、またクジラの種類によっても味に違いが出る。
「これも食べて」と出てきたカキとともに
冷や酒がくいくいいけてしまう。
お代をたずねると、とってくれない。
恐縮しごくに店を後にする。

daiku004.jpg

この新大工町の小さな市場群が面白い。
歩いていて楽しい。
長崎に来てグラバー亭や大浦天主堂などを見るというのも悪くないが、
新大工町や築町を歩いてみると、
長崎で長崎らしい観光をするのがくだらなく思えてくる。

daiku005.jpg

ご夫婦でやっていた小さな店で
ブリの内蔵の湯引きを買い、その場で食べる。

daiku006.jpg

これもいい味で、こんなものを売っているところが
長崎なのだろうな、なんて考える。
住宅地直結の市場なので、刺身や総菜類など非常に多彩で、
旅人であることが残念でならない。

daiku007.jpg

青果店、乾物店も見ていて飽きない。
ここで干しゆず、カマスの子の煮干しを買う。
長崎の水産物で重要なもの、ベニサシ(ヒメジ)の
南蛮漬けを見つけたら店の人がいない。
結局買えなかったのが残念だ。
『魚和』という店も大きくて品揃えが魅力的だった。
このエントリーをはてなブックマークに追加

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.zukan-bouz.com/mt-app/mt/mt-tb.cgi/2967

月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、管理人が2012年2月20日 01:28に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「2012年 ふな市の旅 13 長崎市築町」です。

次のブログ記事は「2012年 ふな市の旅 15 口砂香」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。