ぼこぼこに殴られたような痛手を感じる寝起きだった。
今週は忙しかった。
本業を持たず、なんでもお金になる仕事ならこなす、こんな生活、いつまで続けられるのだろう。
ラジオからの今日は何の日を聞きながら人生について考え、不安を感じる。
ベッドでぼんやり高村薫。
8時近くに市場を目指す。
リースした車のキーを差し込まないでもドアが開くというのにやっとなれた。
エンジン始動にもキーは不要。
今時の軽四輪はすごいな。
8時半近く、八王子総合卸売りセンター『高野水産』は到着していた。
手前の土谷食品ではちくわぶを作っている。
ところてんからちくわぶへと季節は移り変わるのだ。
高野水産のトラック荷台に積載の荷は少なそう。
三陸からの秋トビ(トビウオ)、兵庫県明石浦漁協からいろいろ。
この明石浦漁協の荷からウスバハギを抜く。
神奈川県からメガイアワビ。
キロ6000円で2個、0.6を買う。
三河湾から小ヤリイカが来て、これにも秋を感じてしまう。
そういえば朝方涼しかったのだ。
『マルコー』でエゾボラモドキ、トヤマエビ2尾(ボタンエビ)、三宅島産の小ぶりのアオダイ。
兵庫県淡路島沼島から新イカ(コウイカの子供)が来ている。
『日本堂』であきたこまち2キロ。
米屋とはいえ、美人揃いの店員(家族)なので『日本堂』は楽しいぞ。
本日からダイエットなので朝ご飯は抜き。
なので歩くのがつらい。
恒川に柿なし。残念残念残念。
子供の頃、徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)にお盆を過ぎると出回る
その名も「盆柿」というのがあった。
柿は堅ければ硬いほど好きで、この「盆柿」がまだ色が青く硬かったのだ。
ボクの理想の柿なんだよね。
「高野水産」にもどって精算。
8月中気になったことがあって、それはカンパチの安さだ。
生き物を飼うということはそれだけエネルギーを消費することだ。
当然、養殖魚はある程度高くなければならないのに、びっくりするほど安い。
これ大丈夫だろうか?
今、水産庁がしなければならないことは養殖魚の過剰生産を抑制することだ。
水産庁は政府機関なので民間にやれないことをやる。
ボクの提案でもある「ウナギの輸入をすべて禁止する」、国内でのウナギ養殖の縮小などは民間ができないこと。
しっかりしろ! 水産庁。
古くからウナギは高級品だった。
たとえば江戸時代にはウナギ料理店での今で言うクーポン券(切手)は
役人などの賄賂にも使われたくらい。
カンパチもそうだ。
すしなら特上ずしのネタ。
これじゃあ、Eレーンでも普通になってしまう。
高級なものは、高級なままでいい。
だれでも食べられるようになったら無意味なものもあるのだよ。
ちなみにウナギの完全養殖など意味あるんだろうか?
個人的にはまったく無意味だと思う。
くだらないねー。
「完全養殖よりも川を元通りウナギの棲める状態にすべき」だろう。
ウナギの完全養殖はくだらないことだけど、河川の自然を取り戻すことは重要なことだ。
ようするに自然破壊しても、ウナギは食べられるんだなんて思わせることは、
食と自然の遊離を助長することになる。
これなど原爆を落とすことに匹敵する暴挙だ。
今、日本人は自然保護に対する意識が過去最低なんじゃないかな。
テレビを見てるとそう思う。
特にTBS、大丈夫か? 昼のニュース番組気持ち悪い、おぞましい、批判精神がない。
特に非常に食に関する報道が低級、悪質だぞ。
久米宏ファンとしては悲しいものである。
『市場寿司 たか』ですしを握ってもらって、帰宅は10時。
帰宅後、朝食を取りながら撮影。
朝ご飯は撮影をしながら。
本日のバックグラウンドミュージックはローズマリー・クルーニーなのだ。
撮影終了は午後1時。
気温が徐々に上昇して、正午の気温はベランダで31度あった。
大汗をかいたのでシャワーをあびて、ベッドで高村薫。
知らないうちに居眠りしていた、気がつくと4時。
データのバックアップを取り、その合間に駅前に買い物に出る。
イトーヨーカドーでTシャツ、靴下、エネループ乾電池。
グランルパでアシタバ、島豆腐、納豆、三重県熊野市で作られたサバのみりん干し。
三重県の干物の特徴はみりん干しが占める割合が多いことじゃないかな。
5時半過ぎに帰宅して、データの整理。
撮影と、いろいろ料理にまた撮影。
本日の画像整理はいつ終わるのだろう。
今週中も大量に撮影、大量に整理。
大量に原稿を打った。
ちなみに、ぼうずコンニャクはたった一人の人間なのだよね。
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
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2012年09月08日 土曜日