宇佐市の郷土料理「かちえびずし」を作ってみる

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九州大旅行に行っていたのれそれさんに

大分県宇佐市で「かちえび」を買ってきてもらった。

何種類かあり、どうやらクルマエビ科の

サルエビ、キシエビ、アカエビなどであるようだ。

宇佐市ではこれで「かちえびずし」というのを作る。


「かちえび」とはエビの種名ではなく、

「干したエビ」のこと。

岡山県に「がらえび」というのがあり、

これもたぶん「干しエビ」の総称。

ようするにマンガン(浅場の底引き網)などで上がる小エビを干したもの。



宇佐市の「かちえび」はエビをゆでてむしろに広げて干す。

このむしろを返しながら、棒でエビを打ち、エビの殻をむく。

「かちかち」に干すからではなく、この棒でたたくときに

「かちかち」なるから「かちえび」だという。


「かちえび」、干し椎茸を水でもどす。

ゴボウはささがき、にんじんは細長い短冊に、

ドジョウインゲンはゆでて斜めに切っておく。

エビの戻し汁、椎茸の戻し汁少量を入れて酒、みりん、砂糖で煮汁を作る。

沸騰してきたら干し椎茸、ゴボウ、にんじん、「かちえび」を煮て味付け。


煮汁から出してすし飯に混ぜ込む。

上に錦糸卵、おぼろ、ドジョウインゲンを飾る。


素朴な優しい味で、さっぱりと食べやすい。

「かちえび」のうま味が生きていて、そこに特徴がある。

作り方はいたって簡単なので日々の生活に生かせそう。


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このページは、管理人が2012年9月22日 07:45に書いたブログ記事です。

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