滋賀県草津市で無駄歩き 01

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2013年7月9日

バスで駅にもどってきたら午後1時半を廻っていた。

この時点でかなり疲れているのはなぜだろう?

ここでへばっていてはダメダメなのだ。

ボクのライフワークは地域、地方、商店街の研究なのだから。

荷物をコインロッカーにあずけ、旧街道を目指す。

考えてみるとコインロッカーは日本中300円なのだけど、おかしいな。

一般人の目からすると裏側で間違いなく犯罪行為

(一般人にとって迷惑なこと)をやっているロクデナシがいると思う。

 

東口を出るともう一段階気温が上昇している気がした。

熱気が全身にまとわりついてくる。

とにかく、街道をめざすが、右折すればいいだけ、

の"右折し場所"がわからない。

今回歩いていて気がついたのだけど、草津の行政関係の人々は

この町に旅行で来る人のことをまったく考えていないようだ。

国内でも希な江戸時代の大動脈中山道、東海道の交わる

草津宿の入り口の看板がない。


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体感温度40度くらいで行ったり来たりして、不愉快になる。

そしてなんとか左折して、トンネルをくぐると、

まさしく江戸を思わせる街並みが出現する。


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すなわち東海道と中山道がひとつになるところなのだが、

手前に二階建てのくだらない建物がある。

これ早く撤去すべきだろうな。

街道にほとんど営業している店がなく、

うろうろするばかりでどうにもやりようがない。

 

街の案内所のような場所に入って地図をもらうが、

地場のものを食べる場所はないとのこと。

いろいろ街のことを聞いてみようか迷って末にやめる。

なんとなく聞ける雰囲気ではないのだ。

日本全国このような案内施設のある場所が多々あるが、

このような場所にいる人類の必要性がまったく見えてこない。

この日のふたりのお姉さんも街案内のプロではなく、

街の歴史や産業に関して無知に思えて意味なかったな。

案内や何か街で右往左往している旅人を見つけたら、

どんどん語れる、そんな人材はいないのかね。

実に無駄でその割りに立派な建物を出てまた歩く。

 

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体感温度40度で歩くということの大変さが

草津市にはわからないのだろうね、草津など二度と来たくなくなる。

街道の端に川魚屋『魚昌』さんがあり、

ここでスゴモロコと海老豆を買い、送ってもらう。

後日食べたら、これがまことにうまかった。

『魚昌』おすすめです。

 

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その正面にあるのが、道灌という室町時代の

江戸城の主・太田道灌の親戚筋にあたるらしい造り酒屋。

ボクは旅先ではいい酒を見つけると、

最近日本酒の配送料が安いのでいつも一升瓶6本買いをする。

でも対応してくれた方があまり積極的ではなかったのと、

試飲した酒が好みではなかったので大量買いはやめる。

ここで小さな純米酒を買い、『魚昌』さんにもどり荷物に足していただく。

まことに申し訳ない。

 

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さてなぜか通り過ぎてしまっていたのが本陣。

日本一の大きさをほこるというが、ボクの場合、

人の生活臭がしないものは総て意味がないと思っているのでパス。

秋なら見てもよかったのだけど、この猛暑じゃねー。

街道のなかほどにある喫茶店でバドワイザーを飲む。

これがあまり冷えていない、結局暑さはそのままで不愉快さが増すだけだった。

 

草津はだめだね、なんて商店街に戻ってきたら、歩道に総菜やさんの看板。

そのなかの「いものくき」に目が止まり、中に入ってみる。

そこには総菜の冷蔵ケースと厨房があって、うら若き女性(?)3人がいた。

入るとすぐ、フタをしていた冷蔵ケースをあけてくれた。

中を見て、思わずうれしくなる。

琵琶湖博物館を出て最初で草津の街での唯一の収穫である。



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このページは、管理人が2013年7月19日 10:37に書いたブログ記事です。

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