青果と水産の総合市場である「長浜地方卸売市場」で朝ご飯を食べる。
やはり市場飯はわくわくするが、『市場一般食堂』とはなんともそっけない。
まことに事務的な屋号ではないか。
外観からして期待は、ほぼゼロで入店する。
入っていきなり言われたのが「朝定食ならすぐにできます」。
うどん、ラーメンなどもあるようだが、あまりに静かな店内、
そして店主の方の店よりももっと静かな雰囲気に
「じゃあ、それを」お願いした。
ご飯にワカメのみそ汁、スルメイカとコンニャクの煮もの、
たくわん2切れ、卵焼き、そして塩鮭(種は不明)が
黄緑色のトレイにのって出てきた。
そういえば大学時代、かの薄暗い駿河台の生協で食べた定食を思わせるなー、なんて思いながら、食べる。
待っている間に市場の方も2〜3人来て、定食を頼んでいる。
それにしても静かである。
店内に射し込む朝日でぽかぽかして、眠気を催す。
さて、煮ものが見た目からは想像できない味、ほどほどに美味であった。
卵焼きも作りたてらしいし、ご飯も、みそ汁もまずまず。
塩鮭がついたことで全体のバランスもいい感じである。
いちばん最後に黄色いたくわんをポリポリやりながら、いざ滋賀の旅の始まりなのだ! と席を立つ。
朝定食500円也
滋賀県長浜地方卸売市場
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