岩手県大槌町の『たかのり海産』、さけとば

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関東で暮らしていると「さけとば」はいわゆる珍味のたぐいに思える

かなり高価なものを買い求めても、

それほど味がいいと感じたことがない。

 

そのせいか、『たかのり海産』の佐々木隆二さんに「とば」を

たっぷり頂いたときにも新巻鮭の「おまけ」程度に考えていたのだ。

が、これが大いに間違いであることは軽く炙って、

食べる前の香りをかいだだけで思い知る。

ひとくち口に放り込んで、思わず、

食器棚からオールドパーを出してきて、

ダブル以上をグラスにそそぎ、チェイサーを用意した。

 

saketoba.jpg


驚くなかれ、「さけとば」はブレンドウイスキーに合う。

合いすぎる!

ほどよく枯れたサケの身からの

独特の風味と渋みが舌を刺激する。

その割りに後味がきれい。

これならシングルモルトにも合いそうである。

 

さて、大槌町のサケ加工の技術は非常に高い。

しかも地元の方達には、それぞれお気に入りの店(加工業者)があるという。

考えてみると宿とした『六大工』もそのひとつだし、

越田商店も小豆島さんも新巻鮭、「さけとば」を作っているのである。

大槌のサケを店々で食べ比べてみるのもおもしろそうである。

 

たかのり海産 岩手県上閉伊郡大槌町赤浜1-226


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このページは、管理人が2013年12月23日 09:43に書いたブログ記事です。

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