尾張から明石への旅 02

0

inamanngata2222.jpg


蟹江川にかかる小さな橋のたもとにあったのが料亭『いなまん』。

屋号に郷土料理の「いなまんじゅう」をいただく店なので、この店を目指してここまで来た。

「いなまんじゅう」とはこの地でたっぷりとれただろう、

イナ(ボラの若魚)をずぼ抜きし、

中にあん(八丁みそ、ぎんなん、しいたけ、ゆず)を詰めて焼いたものだ。


予約していたコースを座敷でいただく。

最初はいたって定番的なホタテ、ヒラメ、甘えび(ホッコクアカエビ)というお造りから。

しょうゆは当然、たまりしょうゆ。

名物につきものの余分な存在ながら味は悪くはない。


inamannhsyabaua.jpg


初食べの「いなまん」がうまい。

身がふんわりして八丁みそを使った甘いあんがいい。

あんは八丁みそにぎんなん、しいたけ、ゆずの香りがする。

ちなみに酒は地元の四天王でやや辛口。


近年、名物とされて当たり前にその地にあると思っているものが、

いつの間にか消滅しているということが多々ある。

今回の「いなまんじゅう」もそれに近い絶滅危惧名物のひとつかも知れない。

本来は家庭料理だったものが、料理屋の料理になり、やがて消滅する。

この重大さを地元の人だけがわかっていなかったりする。


このエントリーをはてなブックマークに追加

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.zukan-bouz.com/mt-app/mt/mt-tb.cgi/3143

月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、管理人が2014年3月13日 07:27に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「尾張から明石への旅 01」です。

次のブログ記事は「尾張から明石へ03」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。